No.205お土産に最適、アロマドリンクを作る凝縮シロップ
日本でいう「シロップ」は、フランス語では、sirop(スィロ)と言い、ほぼ同じ意味で使われます。メープルシロップなどもsiropですし、甘い液状の子供の薬もsiropと呼びます。
けれども最も一般的なのは、多分、水で割って飲むsirop。多くはフルーツ味ですが、ミントやスミレ風味のものなどあり、メーカーも様々で、よりどりみどりです。
子供のみならず大人でも、水を飲むよりsiropの風味をつけて飲むのを好む人がいます。
ガスなし水でもいいですし、ガス入り水で薄めると、ちょっとしたフルーツサイダーになります。
つまり、No.204で紹介したアロマドリンクも、siropがあれば、自分で好みのものを作ることができるということですね。
siropを常備している家庭も多く、喫茶店のドリンクメニューにもよく並んでいます。
siropをジュースで割ったものにも名前があり、アルコールなしのカクテルのような感じで親しまれています。
作り易そうなレシピが分かりやすく紹介されているのはフランスsiropの老舗Teisseire(テセール)のサイト。
例えば、パイナップル・ココナッツシロップ とラズベリー・クランベリーシロップを、パイナップルジュースに混ぜれば「トロピカーナ」。
「サマータイム」は、柑橘シロップをレモナードに入れて、ライムを絞ったもの。どちらも氷をお忘れなく。
この季節、プールサイドで飲みたくなるレシピですね。
アルコール入りカクテルのレシピや、温かい飲み物のレシピもあります。
これなら試してみたいかなと思ったのは、「Express Agrumes(柑橘エスプレッソ)」。エスプレッソコーヒーに、柑橘シロップとコニャックを加えるというもの。
このテセール社が今年新発売したのが、携帯ウルトラ凝縮シロップMix & Go。
「レッドベリー」「柑橘3種」「ピーチ&マンゴー」「りんご&カシス」の四種の味が揃っていて、それぞれ目薬かと思うようなコンパクトな入れ物に入っています。瓶入りsiropはいくつも買えませんが、これなら、お土産に複数買うのも可能ですね。
ほんの一押しで、コップ一杯の水がフルーティに変身します。こんなにコンパクトですが、ドリンク5リットル分のsiropが入っています。
凝縮シロップは、OUIZも売り出していますが、内容量が少な目です。どちらも3ユーロくらいのお値段。
水、ジュース、ソーダ、アルコール、温かい飲み物、いろんなものと混ぜて、自分だけのレシピを開発するのも楽しそうです。
自分用、お土産用、どちらにもお薦めです。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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