No.36 男子テニス、デビスカップ決勝戦!11/21からフランス・リール郊外のスタジアムで!
1900年から続いている最も名高い男子テニスの国別対抗戦、デビス・カップ。
国際テニス連盟(ITF)の公式大会でもあります。
今年決勝に残ったのは、フランスとスイス。そうして、決勝戦は、もうすぐ、11月21-23日に開催されます。
場所は、ヴィルヌーヴダスク。
それどこ?と戸惑うことなかれ。
フランスの北、ノール県にある町です。パリからTGVで1時間のリールからは、地下鉄かバスで簡単に行くことが出来る場所です。
スタジアムの名前は、「スタジアム・ピエール・モーロワ」。ピエール・モーロワというのは、1973年から2001年リールの市長を務めた政治家です。ミッテラン大統領時代の1981年から84年に首相を務めたことでも知られています。私が最初にリールに住んだころは、まだ彼が市長をしていた時代でした。リール駅の近くですれ違ったこともあります。その人の名前が冠せられたスタジアムを目の前にすると、なんだか、自分がとんでもなく遠い昔から来たような気がして、不思議な気分です。
このスタジアムは最高で5万以上観客席をおける、2012年7月に完成したばかりの新しいものです。
有料(大人12ユーロ)ですが、スタジアム自体をガイド付きツアーで約1時間見学することもできます。今年は、11月29日(土)14時と12月20日(土)11時を予定しています。
予約は、こちらから。
地下鉄1番線Cité scientifiqueまたは4 cantons下車。
地下鉄2番線Les Prés下車後、無料のシャトルバス利用。
バス18番Versailles停留所下車。
地下鉄の駅
デビス・カップ決勝戦の試合開始時間は、今のところ、11月21日は14時からシングルス開始の予定。翌22日は、14時半からダブルス開始予定。三日目も催される場合は、23日13時から開始の予定。
運よくチケットを手に入れた方。スタジアムは1時間半前に開場予定です。
ラジオやテレビでも放送を予定しています。テレビは、フランス2テレビ局が11月21日、22日と放送予定。23日まで持ち越しの場合は、フランス3テレビ局が中継する予定です。
気になる勝率ですが、今年のチームキャプテン、アルノー・クレモンは、11月11日付けの記事の中で、「勝利の可能性はある」という主旨の発言をしています。
デビス・カップの歴史を振り返ると、決勝戦に出た回数が最も多い国は、アメリカ合衆国(61回)、次がオーストラリア(47回)。その後イギリス(17回)フランス(16回)と続きます。優勝回数も同じ順序で、ずば抜けて高いのはアメリカ(32回)、次がオーストラリア(28回)。その後、イギリス(9回)とフランス(9回)。
それに対してスイスは決勝に進出するのは今年が二回目。優勝経験はまだありません。
とは言っても、フランスも最後に優勝したのはもう13年も前の2001年のこと。
どういった展開になるのか、非常に楽しみです。
フランスチームは、17日月曜に、全員リールに集合し、週末の試合に備えています。
日本では、オンタイムでの視聴が出来ないかもしれませんが、スポーツニュースを目にされたら、ああ、このスタジアムでしているんだなぁ、と思い出してくださいね!
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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