「インド布の世界」
インドの魅力の一つに「布の世界」がある。「あ~インド綿ね~」という反応がまずありそうだ。
それもそのはず。日本で売られているアジアンテイストのチュニックやショール、オーガニックコットンのタグを見てみるとほとんど「インド製」という表示がついている。
友人から、日本で売られているインド製の服を見せられ「こんな感じのデザインがあれば買ってきて安いんでしょ。」とよく頼まれるが、実は日本人がデザインしたものをインドで製造してもらい、完成品を日本へ輸出するというパターンがほとんどだとアパレル関係者から聞いたことがある。なので、同じものはその辺に売っていることはなく、逆にインドで買った洋服を日本で着ると浮いてしまうケースが多い。日本の風土に合わないカラフル過ぎる色だったり、なんとも言えない柄がそうさせてしまうのだ。
今回は、インド各地の布製品が一堂に集まるというイベントで見た「インド布の世界」をほんの一部ですが紹介します。
Jakat
Fulkariwork
ラクナウChikankari
シャドーワークやファンダワークといった技法で施されている。
絞り
日本でもおなじみの絞り。インドが起源だと主張している。
ミラーワーク
小さなミラーのまわりを刺繍してある。
Warli Paintingという絵柄。
カンタワークと枝で輪郭を描く素朴なデザイン。
それからインドは、綿だけでなく絹も有名。
ここベンガルールもマイソールシルクが有名。
他の地域よりも質がいいことから高値が付けられている。
布の多さや特徴に圧倒され、客観的に見て同じでも「ここが違うぞ!」と主張する商人もいれば、まったく言葉が通じない人もいて、全ての州の布を取材しまとめるのは非常に困難だった。この記事を見てインドの布の凄さを感じ取ってもらえれば幸いである。
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