断食明けの食事について
ラマダーン5日目。
今日は断食明けの朝食について書きたいと思います。
日本語では断食と言われているので、イスラム教徒は1か月何も飲み食いしないものかと、そんなことができるのかと、高校の社会科の授業で習った時には真剣に思っていました。
まさかそんなことはなく、断食をするのは日が昇ってから沈むまでの間で、日が沈むと食事をとります。
フレッシュジュースやデーツ(なつめやしの実)、シュバキアと呼ばれる甘いお菓子、クレープ、はちみつ、ハリーラ(スープ)などをとります。
初めて断食をしている人(夫)を見た時、この食事のことを breakfast と言われました。はじめはこの人は何を言っているんだと浅はかな私は小ばかにしてしまいました。どう考えたって夕飯の時間じゃないか!と。
日本語に訳すとただ朝ごはんということになりますが、 break the fast (断食を破る)になります。なるほど、breakfast とは朝のごはんではなくて、断食明けの食事のことを言うんだと妙に納得しました。
断食のことを
アラビア語ではサウム
フランス語では jeûne
英語では fast / fasting
と言います。
アラビア語はまだ勉強していないのでよく分からないのですが、
フランス語で朝食は dé- + jeûner ⇒ petit déjeuner
英語では break + fast ⇒ breakfast
外国語も語源や成り立ちから知ると、よく覚えられます。
もちろん、非イスラム教徒は断食しなくても良いのですが、この時期イスラム圏を旅行されるなら1日体験してみてはどうでしょう?断食明けの食事のありがたさが身に沁みます。
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