イタリアのご当地ビール
皆さん、こんにちは!
今月のお題がご当地ビール(イタリア語はビッラといいます)ですので、早速イタリアンビールと本場ドイツ(フランクフルト)で飲んだビールをご紹介します。
といっても、イタリアはワインが人気、ビッラは売っていますが、日本のようにとりあえず乾杯はビールで!ということはありません。乾杯は、スプマンテ(シャンパン)で大抵します。
イタリアンビールは種類も少ないですが、ドイツをはじめ、オランダ、スペイン、ポーランド、デンマークのビールが輸入されていますし、お店もありますのでビール好きな人もいてます。なんといっても、ピッツァにはやっぱりビッラがぴったりですね!
ラ・スぺツィアのご当地ビールはありませんが、毎年9月にビールのフェスタが行われます。
これが昨年のポスター
名前は、バヴィエラ・フェスト(Baviera Fest)
場所は、ラ・スぺツィアにあるスぺツァ・エキスポ(Centro Fieristico SPEZIA EXPO')カルドゥッチ通り近く
さてさて、本題のビール紹介!
まずは、ビッラ・モレッティ Birra Moretti
1859年、イタリアのウディネで生まれました。
1996年、オランダのハイネケンに買収されましたが、名前や味はそのまま残しハイネケンのグループ企業になりました。
この、ビッラを片手に飲んでいる男性は、実は1942年、コメンダトーレ・モレッティ氏がウディネの郊外にある有名なトラットリア "ボスケッティ" で偶然出会った人で、老人でひげが生えた感じのいい人だったらしく、うちのビッラのシンボルにピッタリ!と写真を頼んだとか?!そして、"お礼に何をしたらいいでしょうか?"とその老人男性に尋ねると、"私はビッラさえ飲めればいいです!"と答えたそうです。。。
アルコール4,6% 明るい金色のビッラ
厳選した麦芽を使用したコクのあるピルスナータイプのビールです。ホップがきいていて、しっかりとした苦味も感じられます。まろやかさとフレッシュが心地よい、クラシックな味わいのビールです。2006年にはワールドビアカップにて、イタリアのビーカーとして唯一、金メダル・銀メダルの両方受賞という栄光を達成しました。またオーストラリアの国際ビール品評会でも5つのメダルを獲得しました。
レモン味も最近発売されました。一度、私も飲んでみましたが、レモンの酸味がきつい感じでした。
実は、ミラノに住んでいた頃、ビッラ・モレッティの社長さんが偶然にも大家さんでしたので、なんだか懐かしいですね。当時、湯沸かし器が壊れたときにコンタクトをすぐに取りたかったのですが、多忙な大家さんとなかなか話ができず、秘書とやり取りをしたことを覚えています。お元気かしら?!
その後、お忙しい中、ホンダの750ccバイクで颯爽と家に来てくれたなあ。。。かっこよかった。。。
いろんな種類のビッラ・モレッティ
この中のラ・ロッサのビッラはアルコール7,2%とアルコール度の高いしっかりとした飲み応え、濃い琥珀色でカラメル香が後味に残る、ほろ苦さが特徴の味わい豊かなビールです!
それから、ビッラ・ナストロ・アッズーロ Birra Nastro Azzuro
ローマのペローニ会社から出ているイタリアナンバーワンのプレミアムラガービール。
イタリア料理との相性はもちろん抜群です!
アルコール度数は5,1%、色は金色
香りの強さ、苦味の強さはメディア!
クリアで爽快感のあるのど越しが特徴。
ナストロ・アッズーロはイタリア語で"青いリボン"といい、1933年にイタリア船籍のオーシャン・ライナー、レックスがブルーリボン賞受賞を記念して名付けられました。
イタリアで最も古いビールメーカービッラ・ペローニ Birra Peroni
ペローニ・ビッラは元祖ビッラの味がします。
ペローニ (Peroni) の名前の由来は、創業者一族の姓から取っているのですが、ペル・ノイ (Per Noi)(私たちのため)からも来ています。
1846年、ロンバルディア州のヴィジェーヴァノで創業され、1864年、ジョヴァンニ・ペローニ氏はローマに会社を移しました。2005年、ペローニ社はロンドンに本拠地を置く大手ビールメーカーSABミラー社に買収され、同社の傘下に入ることになりました。
パドヴァやバリでも生産しています。
アルコール分は4.7%
このビッラはアメリカで大人気!
2001年にはビールコンテストアメリカで金賞を、2006年にはブリュッセルで銀賞を獲得
それから、ドイツではスーパーでたくさんの種類のビールを見ました。
どの種類がうまいのかたくさんありすぎてさっぱりわかりませんでしたが、はずれはないと思いました。
今回のフランクフルト旅行で初めて買ったビール!
さっぱり味でなかなか美味しかった!
このビールはコッテリ味!
ビール好きな方はぜひドイツへ!ワイン好きな方はぜひイタリアへ!
両方好きな方は?!飛行機に乗っても2,3時間で着きますので両方の国へぜひ!!!
(今月のお題より"ご当地ビール")
ケイコ
筆者
イタリア特派員
ピッパ
イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。
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