マラトンの老舗ステーキハウス
最近、アテネマラソンや、その起源の舞台となったマラソナス(マラトン)の地の話題を書いていますが、マラトンには有名なステーキハウスがあります。ギリシャでは暑いうちはプサロタヴェルナ(フィッシュタヴェルナ)でシーフード!というかんじですが、肌寒くなってくると肉!という食生活の嗜好があります。
ここ数日、アテネは日中24度もあったりと、暖かくなっておりますが、マラトンを訪ねた日はけっこう冬めいていました。いろいろな遺跡を巡った後、かなり冷えておなかが空いたので、早速このステーキハウスをめざしました。画像は3人分の肉、骨付きではありますが、1キロ以上はありました。しかもすごく分厚いです!
ステーキハウスの名は「アルゼンティーナ」。マラトンのダムの近くにあり、けっこう老舗のステーキハウスです。外観と店内はこんなかんじ(下の画像)。先代オーナーのニコスさんは、肉料理の本場、アルゼンチンで肉の扱い方、美味しさを引き出す焼き方を学び、ここで開業。今は息子さんがその秘伝の技を継いでいます。
この辺りは畜産も盛んですし、畑もたくさんある農業地帯なので、野菜なども美味しいのです。
店の入口の横に肉を焼いている厨房があるので、まずそこで肉を吟味します。いろいろな部位があるので肉を実際見せてもらい、そこで部位や焼き具合なども注文します。ギリシャの肉料理専門レストランはプシスタリアといって、そこでは主にギリシャでよく食されるラム肉、牛肉、豚肉などがありますが、ここは純然たるビーフのステーキハウス。
注文を受けて焼き始めるお肉がジュウジュウといい匂いです。手作りのソーセージなどもいろいろあり、手際のよい作業が行われていました。焼きあがった肉がどんどんレストラン内部に運ばれていきます。着いた頃はギリシャのランチタイムにしては早めだったので、まだテーブルがありましたが、どんどん混んで来て、待っている人もかなりいるくらい人気。大半のお客はステーキ目当てにアテネ方面からドライブがてら来ているようです。
前菜として注文した手作りソーセージ、写真を撮り忘れましたが、表面はカリッと中はジューシーで、ビールとよく合い美味しかったです。ギリシャの冬の代表的なサラダ、キャベツとニンジンの千切りサラダもすごく新鮮。何の変哲もないサラダですが、地のものなのでとても甘みがあって旬の美味しさを満喫。
そしてついにメインのお肉(トップの画像)!和牛などに比べると見た目はワイルドで、表面はかなりカリッとしてますが、大型ナイフで切り分けると......
ジュワーッと肉汁たっぷりー!冗談のように分厚いです。旨味も十分。ギリシャで食べる牛肉は日本の和牛のようにサシ状態ではないので、赤身で脂肪分が少なくヘルシーですが、ちょっとかためで噛み応えあるなあ~ということも多いです^^;でもここのは本当に柔らかい~。それがこのレストランの秘伝の技なのだそう。
サービスも愛想良く手際がいいし、前菜、サラダ類なども総じて美味しいです。いろいろ食べて飲んで、お肉をおなかいっぱい食べてひとりあたり20~25ユーロくらい。マラトンには見所がたくさんあるので、いろいろ回ってとてもおなかが空いたら、また無性にお肉が食べたくなった時におすすめです。
★ARZENTINA(アルゼンティーナ)
住所 : Μπιτάκου3 Καλέντζι Μαραθώνα (ビタクー3 カレンズィ マラソナ)
TEL : 229 4066 476
営業時間 : 土日のランチタイム、火~土のディナータイム 夜12時まで
定休日 : 日曜の夜、月曜
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