大人も子供も楽しめるパリ国際農業見本市
パリ市内南部ポルト・ド・ベルサイユ催事場にて国際農業見本市( Salon international de l'agriculture)が開催されました。同催しは農業国フランスを代表する見本市の1つで、毎年大統領も訪れます。今年2016年は2月27日から3月6日までの開催でした。入場料は13ユーロ、開館時間は9?19時です。
同見本市には、海外地域県含むフランス全土の農林畜産品が、一同に揃いします。ポルド・ド・ベルサイユにある各パビリオンをほぼ全て使う大規模なもので、食品の他に牛や豚、ヤギや犬など生きた動物も集まります。ファミリー層に大変な人気です。
会場内は大きく分けて、展示スペースと飲食スペースがあります。
展示スペースでは、動物別にパビリオンが分かれており、様々な牛や豚、ヤギ、羊、馬、鳥、ウサギ、犬......と、動物園のような雰囲気です。あまり見たことない種類の家畜もいます。親と一緒に来た子どもたちは大喜び! 動物を買うことができますし、それら家畜に関連したチーズやハムなど、加工品も売られています。
飲食スペースでは、ワイン、ビール、ハチミツ、塩、ジャム、アイスクリームなど、フランス各地の特産品が集まります。試食や購入できるほか、地方料理を食べられるレストランも出ています。フランス以外の海外の食品を紹介するパビリオンでは、フランス国外の食品も見つけられますよ。
飲食スペースは、どちらかというと子どもより大人が多め。ビールを飲んで酔っ払い、地元の歌などを歌っている人もいますし、海外地域県の常夏なブースでは、夏が待ち遠しいフランス人が大勢集まっていました。
細かなところまで見たり、色々と試飲・試食をしだすと1日がかりになってしまう同イベント。会場内はとても広いため、靴は歩き慣れたスニーカーをお勧めします。食べものは本当に色々な種類があります。気になったものを手当たり次第に食べていると、お腹いっぱいで本当に食べたいものが食べられなくなってしまいます! そんな幸せな悩みに溢れている展示会です。
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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