ブラジル人は「重さ買い」がお好き♡野菜もランチもアイスも量っちゃう!
ブラジル人は、重さに対して料金を支払うということに正当性を感じる国民のようです。
スーパーマーケットや果物屋さんで野菜や果物を買う時も、必ず重さを量ります。
まず、欲しい野菜を種類ごとにビニール袋に詰めたら、秤の上に一袋ずつ野菜を載せます。大きなスーパーマーケットでは野菜売り場に秤が置いてあり、常に「量り係」なる人が待ち構えているのです。係りの人はその野菜が1キロあたりいくらかを判断して、秤の裏に付いているボタンを操作。値札のシールが印字されて出てくるので、そのシールでビニール袋を封して渡してくれます。1種類終われば次の野菜を秤に載せる、という繰り返しです。
ランチに便利なレストラン「ポルキロ」
「ポルキロ(por quilo)」とは「1キロにつき」にあたる言葉で、食べるごはんの重さ分だけ支払うシステム。ブラジルにはこの「ポルキロ」レストランがたくさんあり、主にランチの時間帯に営業しています。
ビュッフェのように店の一画に料理がずらりと並んでいるので、自分が食べたいものを皿に取り、秤のところへ持って行きます。店の人に重さを量ってもらい、料金が書かれた伝票を受け取ります。食べ放題ではないので、おかわりがしたかったらもう一度秤に載せることになります。伝票は最後にレジで支払い。これは普通のレストランと同じです。
中国人系が経営する「ポルキロ」ではお寿司も並びます。シャリがおにぎりのごとく力強く握られているのだけが残念...。そしてネタはほとんどサーモン!しかしサーモンはどこの国で食べてもそれほどハズレがないのがすごいところですね。
アイスは味で重さが違う!?
すべてのアイスクリーム屋さんではありませんが、アイスも重さ買いをします。
もちろん、重さの違いは味ではなく、何種類のアイスを入れるか、どれだけトッピングをするかにかかってきます。
最初にカップの中に好きなアイスを入れてもらったら、トッピングコーナーに進みます。チョコレート、練乳、ココナッツ、各種フルーツのソースを(かけたければ)かけ、ナッツやチョコレートやドライフルーツを(のせたければ)のせ、最後に秤に載せて支払います。
最初に入れてもらったアイスが、もう何味だかわからなくなっている人も多々見られますが、オリジナルな出来栄えに皆満足そうです。
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