№71 - 意外と簡単!- モスクワでベラルーシのビザを取る【前置き編】
相変わらず曇り空や雨が続くこの頃です。吐く息も白いほど寒くなり、住んでいるアパートの管理人のおじさんと「寒いね、もう冬だね!」と冬の到来を確認し合いました。まだ10月中旬ですが、モスクワはもう冬ということになるようです。
来る11/1-4は、ロシアは四連休(祝日の詳細についてはこちら)。どこへ行こうかなと考えた結果、今回は「リトアニア&ベラルーシ」に行ってみることにしました。どちらも旧ソ連の国。リトアニアの方は、バルト三国の一つとして、また、リネン(麻)の名産地の一つとして日本でも比較的お馴染みかと思いますが、ベラルーシの方は、イメージが湧かないという方も多いかと思います。
もちろん私も、モスクワに住んでいなければ訪れることはなかったかもしれませんが、モスクワ在住者にとっては、「ベラルースカヤ」という地名だけはお馴染みです。
と言うのも、ロシアの鉄道の駅は、目的地が駅名になっていて、"ベラルースカヤ駅"と言えば、「ベラルーシ」行きの列車が発着する駅!
*鉄道の駅名とメトロの駅名は、男性名詞/女性名詞の区別があり、正しくは鉄道駅は「ベラルースキー駅」ですが、ここではお馴染み"ベラルースカヤ"の呼称に統一させてくださいませ
▼こちらがベラルースカヤ駅前の様子(奥の薄緑色の建物が鉄道駅です)。赤の広場から歩くとすると、トヴェルスカヤ通りに出て、ひたすらまっすぐ、30~40分ほどで到着です
このベラルースカヤというエリアは、外資系のオフィスが並んでいたり、今風のカフェやレストランがあったりするスポットとして、在住者にとっては「ベラルー」の愛称で親しまれ、訪れる機会の多いお馴染みの町。なので駅舎を目にする機会は多く、身近な存在ではありますが、気軽に「ベラルーシ」に行くかとなるとそれはまた別の話で...。
観光資源に乏しいとか、何しに行くんだとか、まあ理由は色々あるかもしれませんが、ハードルを上げている事情の一つとしては、ビザが必要ということがあると思います。
ベラルーシのビザには色々と種類がありますが、今回私が取ったのは、48時間の滞在が可能な「トランジットビザ」。陸路で入国し、陸路で出国する場合のみ取得出来るという条件があり、さらにその移動手段は列車のみ。バスは不可です。...と、いつまでも陸路での国境越えにロマンを感じてしまう私を刺激する条件が設けられており、面倒だけどビザを取って行ってみるか、となりました。
ご参考までに旅程は、モスクワから空路でリトアニアの首都ヴィリニュスへ行き(約1時間半)二泊、ヴィリニュスからベラルーシの首都ミンスクまで列車で移動(約2時間半)し、一泊。そしてミンスクから、モスクワの「ベラルースカヤ駅」まで夜行列車で戻る(約10時間)というもの。
ここまで書きまして、前置きだけで随分長くなってしまいましたので、実践編は次回へ続く...。
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