変な日本食
現在、ミンデンには日本食店はありません。
数年前にこの街にも寿司屋ができたのですが、一年もたたないうちに潰れました。
一度食べに行きましたが、予想通り微妙でした。
餃子を頼んだら揚げ餃子だったし、クリームチーズとパプリカ巻や、よくわからない海藻ののった握り等があったのを覚えています。
私が日本人と知ると、実は酢飯がこれで合っているのかわからない、あなたの知り合いで寿司のプロがいたらレシピを教えてくれないかと言われ驚きました。
さらに衝撃だったのが、デザート寿司。
キウイやらイチゴやらを海苔で巻いた寿司にバニラソースやチョコソースがかかっているのです・・・・
日本人には恐怖でしかありません...!
それからちょっと離れた街に回転ずしがあるよ!とドイツ人に連れられて行ったことがありますが、確実に様子がおかしい。回っている食べ物に寿司が少ない...。完全に中国人経営の間違った寿司屋でした。それでもお客さんがたくさんいるのです。間違った寿司を広めてほしくない...と切実に思います。
そして意外かもしれませんが、小さなスーパーから大きなスーパーまで、寿司の取り扱いがあります。
寿司商品の名前がどこのスーパーも面白く、日本の都市名、日本人の名前のネーミングで販売されています。
中には、スシでなく、シスという謎のネーミングも...。
ネタは、やはりドイツで手に入りやすいサーモンが基本。
あとはエビ、ツナ、カニカマ、きゅうり、パプリカ等が多いです。
ちなみにカニカマはSURIMIという名前で売られています。
日本のカニカマと比べると裂けるような質ではなく、あの形に凝縮された、まさにスリミそのものです。
これらの寿司は、とんでもなく不味い、ということはありません。
ですが、形は悪いし、ネタも少ないし、美味しい!とは、日本人の私の口からは決して言えません。
そして、高い!!一番小さいパックは5、6貫で700円越えです。
だったら自分で作ろう、ということで、ここに住んでいる日本人の寿司技術は上がっていくのです。
こちらは、私が作った中で一番見栄えが良いなと思う自信作です。
寿司に興味のあるドイツ人はたくさんいるので、作るとかなり喜ばれます。
魚嫌いな人には、難しいですが、スモークサーモン好きのドイツ人は多いので、
海苔に抵抗がなければ、大抵は口に合うようです。
私はドイツ人に寿司を作る時は、酢飯があまり甘くならないように、塩を加えるようにしています。
また、お酢は日本の物でなく、ワインビネガーを代用しても、ドイツ人の口には合います。
今後も、間違ったorあまり美味しくない寿司を正していくために、一人の日本人として寿司の腕を上げながらドイツの人々に自分の手作り寿司を広めていきたいと思います!!
今後Twitterでもドイツ生活での様々な写真を公開していきます!
(3月お題"変な日本食")
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