ノルウェーのオイヤ祭/北欧音楽がみつかる レポート4
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3日目のオイヤ(Øya)祭は、天気予報通り、雨ザーザーとなりました。この音楽祭は『世界一エコな音楽祭のひとつ』という観点で毎年取材しているのですが、今まで驚くほどの快晴だったので、今年の雨模様にはびっくりしています。オイヤ祭ではこういうこともあるのだなと、新たな側面をみることができました。さすが、変わりやすい天気に慣れているノルウェー人とあって、大抵の人はばっちりとレインコートや長靴を用意してやってきました。私は長靴がなかったので、汚れても大丈夫な登山靴や登山用のジャケットを着用していたのですが、それでも雨に濡れて寒かったほど。地面はぐちゃぐちゃの泥状態でした。
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今回、特に注目していたノルウェー人アーティストが最も揃っていたのはこの日かもしれません。バンド・オブ・ゴールド(Band of Gold)は、今年、オスロの有名なショーケースby:Larmでフォノファイル・ノルディック・ミュージック・プライズという音楽賞を受賞。商業的な成績を抜きにして、北欧の音楽業界で素晴らしいアルバムを出したものに贈られます。
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Gundelachも今年のby:Larmで初めて知ったアーティストです。コンサートは途中から聞きに行ったので、観客が会場からあふれ出て、舞台を見ることがその時はできなかったのですが、高い声だけ聞いた時は、女性かと思ったほどです。
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ポップ系が多い中で、オスロ・シンフォニエッタ(Oslo Sinfonietta)は全く異なる世界観を提示しました。オイヤ祭のよいところは、ブラックメタル、クラブミュージック、フォークポップ、オーケストラなど、幅広く別のジャンルもカバーしているプログラムです。
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多くの人が最も楽しみにしていたのは、最後を飾ったハイアズアカイト(Highasakite)でしょう。
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もはやノルウェーを代表する一流アーティスト軍団。メンバーも、それぞれ他のバンドでも活躍しています。3枚目のアルバム『Camp Echo』が発売されたばかりで、国内メディアでは高評価。このバンドは、数年前に発表した曲がいまだに国内のランキングチャートにあるほどの人気ぶり。そのため、過去のアルバムを乗り越えて、皮を破っていくことができるかが注目されていました。ノルウェーで話題となったアーティストにありがちなことが、過去の定番曲の力が強すぎて、数年たってもコンサートで披露する曲は同じ、その後うまく脱皮ができない人もいるのです。ハイアズアカイトは、その心配なく、これまでとはまた違う新しい作品を送りだせたようです。
写真は、ヴォーカリストのイングリ・ヘレーネ・ホーヴィックさんと、ギターのクリストッフェル・ローさん。
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オスロの夜空を、ハイアズアカイトの照明が明るく照らしました。
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ハイアズアカイトには過去にインタビューもしています。
スカンジナビア政府観光局
Yahoo!JAPAN
Photo&Text: Asaki Abumi
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