「崖っぷちレストラン」Aescher(エッシャー)でスイスならではの絶壁と絶景を
「崖っぷちレストラン」とは、経営が崖っぷちなのでは決してなく、本当に崖っぷちに建てられたレストランです。
正式名称は、Berggathaus Aescher-Wildkirchli(ベルクガストハウス・エッシャー・ヴィルドキルヒリ)。
「山のゲストハウス・エッシャー・山の中の小さな教会」とでも訳せますか。
春から夏はハイキングを楽しむ人で溢れかえり、座るのに1時間待つことも普通なくらい人気のレストラン。
私たちは、10月の晴れた土曜日、すいているだろうと見越してハイキングに行ってきました。
場所はアッペンツェル地方のEbenalp(エーベンアルプ)。
アッペンツェル鉄道(Appenzeller Bahnen)のWasserauen(ヴァッサラウエン)駅からケーブルカーでEdenalpで降りて数分くだるか、同じく駅からハイキングするか、お天気と相談です。
ハイキングも楽しいですが、ケーブルカーから眺める山々、湖、青空と白い雲も絶景なのでおすすめです。
ここです!
色も素材も崖と同化して、なんだか崖からレストランが生えているよう。
いくら地震がきわめて少ない国だとはいえ、強風や大雪、木造での耐久性など大丈夫なのでしょうか?
スイス人の夫に聞いてみたら、「もちろん大丈夫だよ、昔の建築法だけど上手に建ててる」とスイス自慢。
見上げたらこんな感じ。
圧巻です。
さて、レストランは10月下旬にもかかわらず、14時なのに客席は人でいっぱいでした。
躊躇していたら空席はすぐに占拠されるので、そういうのに慣れている夫は品を保ちつつも迅速に行動して席を確保。
ここでのイチオシは、スイスの郷土料理のひとつ、レシュティ(Rösti)。
千切りにしたジャガイモをたっぷりのバターでこんがり焼き上げるジャガイモのパンケーキです。
でも、私はなんかお肉の気分だったのでメニューをちらり。
木の表紙が可愛い。
私たちがオーダーしたのは、Aescherの盛り合わせ。
地元産のチーズと、サラミやハム、そして左側の下に隠れている少し濃い色のお肉はアッペンツェルの名産「モストブロックリ(Mostbröckli)」。
ここで腹ごしらえをしてからハイキングを再開するもよし、ケーブルカーで降りるもよし。
数分くだると、美しいゼーアプルゼー(seealpsee)という湖にたどり着けます。
レシュティも美味しいですし、なにより絶景を楽しめるので、お天気のいい日に訪れてみてはいかがでしょうか?
< Berggasthaus-Bescher-Wildkirchli >
オープン:5月初旬から11月1日(それ以外はクローズ)
ゲストハウスなので宿泊もできます。
注意点は、徹底した節水体制なのでシャワーや石鹸などがありません。ウェットティッシュや水を使わないシャンプーなどの持参をおすすめします。
< Aescher>
公式ホームページ
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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