アクセス抜群、ひっそりたたずむサフダルジャング廟
北インドにはタージ・マハルやフマユーン廟などムガール王朝時代の実力者の墓が数多く残されています。造りは似ていて、広い庭園の入口を入ると、長い通路(水路つき)があり、中央奥に墓廟がそびえている、墓廟の周りは4本の塔が囲む・・・といったところでしょうか。もちろん、細かく見ていくと違いはたくさんあります。↓タージ・マハルとフマユーン廟
南デリー中心部にひっそりたたずむサフダルジャング廟もムガール王朝時代に建てられた墓のひとつです。地下鉄イエローラインのJor Bagh駅すぐ近くで、アクセスは抜群。隣のINA駅には、デリー市民の台所、INA(アイエヌエー)マーケットやお土産品探しにぴったりのDilli Haat(ディッリー・ハート)があるので併せて訪ねてもいいと思います。↓ディッリー・ハートの入口
世界遺産となっているタージ・マハルやフマユーン廟と比べるとなんとも地味な作りですが、観光客も少なく、警備も薄いので、ゆっくりと見ることができます。入場料は外国人が200ルピー(約340円)、インド人は15ルピー(約25円)。日の出から日没までオープンしています。
園内の看板によると、ムガール王朝時代のアワド地方の領主だったサフダルジャンさんという人の墓を、1753年から1754年にかけてその息子が造ったものということです。建設で用いた大理石や砂岩は、なんと、別人の墓から持ってきたものだそうです。
墓廟の天井の模様は今もきれいに残っています。
ガードされているでもなく、中央にさり気なく鎮座するお墓。
よく見てみると鳩のふんが・・・。
墓廟の周辺は芝生が敷き詰められています。色鮮やかな花たち。
作業員の男性ふたり。ターバン姿がとても渋いです。
この公園、インド人カップルのデートスポットのようで、至るところでイチャイチャしていました。ここに限らず公園はどこでもデートスポットですが。
無理して行くべき場所ではない気がしますが、空き時間ができたときやのんびりしたいときに足を運んでみてもいいかなあという場所です。アクセスしやすいのがありがたいですね。
Safdarjung tomb(サフダルジャング廟)
住所:Intersection of Safdarjung Road and Aurobindo Marg
地下鉄イエローラインJor Bagh駅すぐ
オープン時間:日の出~日没
入園料:外国人200ルピー(約340円)、インド人15ルピー(約25円)
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