皇室御用達デメルのウェディングケーキ
六月は季節柄もよく、オーストリアでも結婚式を挙げる人が多くなるシーズン。
ということで、皇室御用達系をはじめとするウィーンの錚々たるコンディトライ(パティスリー)も、こぞって美しいウェディングケーキをお店のショーウィンドウに飾り立てています。
こちらは中でも取り分け美しいデメルの作品群。
今年はアイボリーとパステルピンクを基調とした色彩で統一されており、エレガントな中にもガーリーらしさがほどよく取り入れられいるのが見て取れます。
デメルでパティシエチームを率いるママ友の話によると、この春はもっともウェディングケーキのオーダーが殺到する時期で、お値段はおおよそ数千ユーロから(数十万円~)とのこと。もちろんケーキの大きさやデザインなどにも左右されますが、最近入った一番高額なオーダーは2万ユーロ(約250万円)だったのだそう。もっともこの金額は材料だけではなく、パティシエチームの手作業やデザインなどに費やされる時間から主に割り出されているようです。
そしてこれらの高額ウェディングケーキをオーダーするクライアントは、ウィーン中心街の超高級ペントハウスの所有者同様、その大部分がロシア人の大富豪となっています。
過去のウェディングケーキ記事はこちらをどうぞ。
(※以前はドイツ語の発音に合わせて"デーメル"と表記していましたが、現在はデメル・ジャパンの表記に合わせて"デメル"に統一してあります)
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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