No.382暴走車対策に余念がないリルのブラッドリー
欧州最大規模の蚤の市と言われるフランス北部リルLilleのBraderieブラッドリーは、毎年9月最初の週末に催されます。No.363 にも書いたように、今年2017年の開催は、9月2日(土)8時~9月3日(日)18時まで。
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昨年2016年は、7月14日の革命祭にニースで車暴走テロがあったことから、警備の不全が危ぶまれ、泣く泣く中止となった経緯があります(No.326 参照)。
最近欧州では、車暴走テロが続いており、つい3日前にも、スペイン、バルセロナでは、暴走する車のテロが死傷者を出したばかりです。
今年のブラッドリーまであと2週間という時期に当たり、セキュリティ対策はどうなっているのかというフランス3テレビ局の取材が、下の動画です。
それによれば、リル市は、ニースのテロ事件以来、常に暴走車テロを想定してきたため、コンクリートでできた大きなブロックをそこここに配置しているそうです。準備されたのは、合計1800トンのブロック。
今年のブラッドリーでは、29のコントロールポイントが設けられる予定で、警備にあたる警官らも増員されます。詳しい警備内容については、8月28日に公表される予定となっています。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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