コルチュラ島のポート基本情報
11月のお題は「駅」なのですが、コルチュラ島に電車は走っていないので駅がありません。そこで、駅の代わりに島の玄関口「ポート」について書きたいと思います。島に上陸するためには船に乗って来る必要があり、大きく分けてコルチュラ島にはふたつの主要ポートがあります。ひとつは島の東に位置する「コルチュラ(Korčula)」、もうひとつは西に位置する「ヴェラ・ルカ(Vela Luka)」です。
ヴェラ・ルカ行きの船はスプリットから出ていて、およそ3時間・45-75kn(約781〜1,302円)かかります。ちなみに島民は25kn(約434円)です。安い。コルチュラ行きの船はドブロブニクとスプリットから出ていて、スプリットからおよそ3時間・60-150kn(約1041〜2,604円)、ドブロブニクからはおよそ2時間・120-150kn(約2,083〜2,604円)かかります。なお、ドブロブニク間の船は5月〜10月の運行のため、シーズンオフは陸路でのアクセスとなります。大型トラックや車も運ぶ大きな船にバスごと乗って、海を渡ります。
スプリット-ヴェラ・ルカ 3時間 45-75kn
スプリット-コルチュラ 3時間 60-150kn
ドブロブニク-コルチュラ 2時間 120-150kn(5月〜10月)
スプリット-ドブロブニク間には観光スポットとなる島がいくつかあり、コルチュラ島の他に、ブラチ島やフヴァル島、ムリェト島など順に船が停まります。アドリア海に浮かぶこれらの島はそれぞれ違った魅力があり、時間が許す方はぜひひとつずつ訪れていただきたい島々です。
シーズン中は大勢の旅行者が大きな荷物を持って船から島へ降り、また次の島へと船に乗り込みます。あまりに大勢の旅行者が乗り降りするため、30分も停泊する島もあります。写真はコルチュラ島のお隣フヴァル島。
正確にはコルチュラの街には東側ポートと西側ポートがあるのですが、どちらもコルチュラ旧市街の目の前にあるので着いてすぐ観光するも良し・レストランやカフェで腹ごしらえするも良し、の好アクセスポートです。
東側ポート乗り降り場。降りてすぐ目の前にある坂を登れば旧市街入り口です。シーズン中はこの坂までたくさんの旅行者が並んで船を待っています。
今年できた電子看板。西側ポートにも同じものがあります。レストランやアクティビティの広告が流れています。
また、日本人にはあまりなじみがないかもしれませんが、「マリーナ」という、ヨットや船を泊めるところもあります。これは公共の船ではなく、旅行者所有(もしくはレンタル)の船が寄港する場所で、シーズン中はかなりの数のヨットが泊まっています。長い休みを利用して、家族や友人達と自分達のペースで移動もたのしむという旅行スタイルのようです。船の時間に縛られずに海を移動できるのは羨ましいですね。
※この記事は2017年シーズン時の情報で、1kn=17.36円で計算しています。
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