城内クリスマス一色! 年末年始が一層美しいヴォー・ル・ヴィコント城

(c) Franklin Lecointre
年末から新年にかけて、フランスは各所でクリスマスのイルミネーションに彩られています。パリ市内も綺麗ですが、この時期に少し足を伸ばして行ってみたいのが、ヴォー・ル・ヴィコント城。17世紀にフランスの財務長官だったニコラ・フーケが建てた豪華なお城です。

(c) Lourdel-Chicurel
ヴォー・ル・ヴィコント城を建てるにあたり、フーケは建築家ル・ヴォー、造園家ル・ノートル、室内装飾画家シャルル・ル・ブランという、当時各分野でトップだった芸術家を使いました。その壮麗な出来栄えは、同城の落成式に招いた国王ルイ14世の不興を買ってしまったほど。そして数週間後、フーケは公金横領罪で生涯投獄されてしまいました。ルイ14世は、後に同じ芸術家たちを用い、ベルサイユ宮殿を造営しています。

(c) Collectif Image
そのお城が、年末年始の期間(2017年は11月25日〜1月7日)は、城内の装飾がクリスマス仕様になります。200本のクリスマスツリー、4000の装飾、4kmに渡るイルミネーションで飾り付けられ、8歳未満の子どもにはプレゼントも配られます。

(c) Collectif Image
とにかく城内は、これでもかというくらいにクリスマス装飾です。この時期に定番の人形の形をしたジンジャーマンクッキーや、日本人がフランスに対して持つイメージ通りのクリスマス晩餐用のテーブルセッティングまで。どこを切り取っても絵になるデコレーションばかりです。

(c) Collectif Image
パリからの行き方は、東駅からP線のプロヴァン方面の列車に乗り35分。Verneuil l'Etang駅で下車し、駅前からヴォー・ル・ヴィコント城をつなぐシャトルバスに乗ります。シャトルバスは2017年12月23日〜2018年1月7日の期間は、毎日運行しています(ただし12月25日と1月1日のお城の閉館日はのぞく)。
思いきりクリスマス気分に浸りたい人にはおすすめのスポットです。
【データ】
Château de Vaux le Vicomte
(ヴォー・ル・ヴィコント城)
電話:01 64 14 41 90
営業時間:11〜19時(チケット購入は17時45分まで:2017年11月25日〜2018年1月7日の場合)
定休日:12月25日、1月1日(2017年11月25日〜2018年1月7日の場合)
最寄り駅:SNCF P線Verneuil l'Etang駅

筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。