No.9 北京のターミナル駅
北京には、中国鉄道の駅が5つあります。
北京駅、北京西駅、 北京南駅、北京東駅、北京北駅(2018年1月現在、改修工事中)です。
その中で、ターミナル駅として活躍しているのが、「北京駅」、「北京西駅」と「北京南駅」です。
① 北京駅(中国語では「北京站(ベイジンジャン)」)
ロシアのモスクワ行き、モンゴルのウランバートル行きや、北朝鮮の平壌行きの国際列車が、発着します。
鈍行列車も多く運行しますが、このエントリーでは、「高速鉄路」(日本の新幹線のような高速路線)をご紹介します。
「京哈客運専線」は、北京-承徳南-瀋陽-大連、または、北京-承徳南-長春-ハルビンの間を運行します。
(北京駅の看板は、毛沢東の書いた文字。)
② 北京西駅(中国語では「北京西站(ベイジンシージャン)」
「京広高速鉄路」は、北京−石家荘−鄭州東−武漢−広州南−深セン北の間を運行します。
2018年に、香港の西九龍とつながる予定です。
なお、北京−北京西には、連絡線の「北京地下直径線」があります。
③ 北京南駅(中国語では「北京南站(ベイジンナンジャン)」
約10年前に改築した、新しいターミナル駅です。
レストランやショップが、他の駅よりも充実しています。
北京南−天津西−天津南−南京南−上海行きの「京滬高速鉄路」の発着駅です。
天津行きの「京津城際鉄路」を利用すると、わずか33分で天津に到着します。
高速鉄路には、3種類の座席が設けられています。
特等席(一部の列車のみ)の車両は、片側に1列、反対側に2列のシートが並んでいます。
1等席の車両は、両側に2列ずつ。
2等席の車両は、片側に2列、反対側に3列のシートが並んでいます。
チケットは、駅と、市街地の「火車票代售処」で購入できます。
しかし、住居施設などの取り締まりが厳しくなっているので、販売所が少なくなるケースも考えられます。
駅でチケットを購入したほうが、確実です。
帰りの駅の混雑も考慮して、できれば、往復券を買っておきましょう。
チケット購入時と、駅構内に入る際には、パスポート(身分証)が必要です。
構内の入り口では、荷物・身体検査があります。
時間に余裕を持って、駅に向かいましょう。
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