夏とは一味違う冬のドブロブニク
先日、ドブロブニクへ行ってきました。コルチュラ島からドブロブニクまでは船で2時間で行ける距離なのですが、生憎11月から4月の期間はシーズンオフのため運行していません。そこで今回は公共バスで向かいました。
行き
コルチュラ→ドブロブニク
6:45発 9:30着
帰り
ドブロブニク→コルチュラ
15:30発 18:15着
途中休憩15分ほど挟んでの移動なので、実質2時間半、結構あっという間に着きます。
コルチュラを出発したバスは港へ向かい、バスごと大きな船に乗って海を渡り、本土のドブロブニクへと走ります。ペリェシャツ半島のぐねぐね道を過ぎて、拓けた場所に出れば塩田の広がるストン。山の斜面に長い長い城壁が見えてきたらドブロブニクまであと1時間です。
クリスマス直前のドブロブニクは、地元の人達と少しの観光客がいるくらいで、ゆっくりと街を見て回ることができました。クリスマスマーケットでは地元の若者達が集まってビールを飲んでいたり、子ども達が誕生日を祝っていたり、小規模ながらも地元の顔が見られてホッとする空間でした。
ドブロブニクに住む友達は「昔は街にイルミネーションなんてなくて、人も犬もネコでさえも外を歩いていなかった。でもこうして明るくなって人々が外に出るようになった」「夏は人が多すぎて家にこもっちゃうけど、冬はこうしてクリスマスマーケットとかにでかけるんだ」と言ってて、なるほど、夏に訪れたときにはなかった地元の生活感が街の空気としてあるのもなんとなくわかる気がします。
ここ1ヶ月のドブロブニクは雨が降ったり曇ったりとどんより天気が続いたそうでしたが、この日は珍しく気持ち良いくらいの晴れで、冬の光が柔らかな1日でした。写真は城壁を歩きながら撮った旧市街で、ここでも自分のペースでゆっくりと見て回ることができました。
城壁を歩いていると、洗濯物が干されていたりぶどうの樹があったり、地元の生活を垣間見ることができて、このたくさんの赤い屋根の数だけ暮らしがあること、世界遺産である旧市街には戦争を経て今なお人がいて生活があること、冬のドブロブニクはさりげなく教えてくれます。
城壁は旧市街をぐるっと囲っていて、様々な角度から旧市街を眺めることができます。この旧市街は半分海に突き出た形のため、城壁の右手は海、左手は一面の赤い屋根、と両側に広がる景色を楽しむことができます。
クリスマス付近の冬のドブロブニク。ベストシーズンとは言えませんが、この時期はこの時期で情報としてはあまり出回っていない新しいドブロブニクらしさも見られて、個人的にはとても楽しめました。
※文は12月22・23日に訪れたときの情報です
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