佐賀と東北・熊本をつなぐ絆のお酒「絆伝心」作り参加レポート~麹造り1日目~

公開日 : 2018年01月28日
最終更新 :
筆者 : イワハシ

こんにちは、イワハシです!

今回は、佐賀県みやき町にある「天吹酒造」さんで行われた福興応援・交流の酒「絆伝心」造りに参加してきましたのでその様子をレポートしたいと思います。数日にわたって酒造りの一部を手伝ってきましたので、数回に分けて報告していけたらと思います。

第1回目は酒づくりの要である麹造り、その1日目の引き込み~種付けまでを紹介していきます。

福興応援・交流の酒「絆伝心」とは?

酒造りの様子を紹介していく前に、「絆伝心」とはどんなお酒なのか紹介していきます。

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「絆伝心」は2011年3月11日に発生した東日本大震災がきっかけで、佐賀県のNPO法人が天吹酒造と協働ではじまったプロジェクトです。震災の風評被害で売れなくなった酒米「イセヒカリ」を天吹酒造さんがお酒にすると手を挙げたことから今でもその絆は続いており、今年も宮城県の農家さんからの酒米を佐賀でお酒にして販売します。復興支援のお酒として始まった「絆伝心」は福興応援・交流のお酒となり、売り上げの一部は寄贈され、東北や熊本の復興支援に使われます。

特徴的なのは、「支援をしたい・応援したい」という気持ちの表現としてボランティアの人々が実際に携わることです。私も学生時代に1度参加しておりました。そして今回都合があって数年ぶりの参加となったのです。

では、実際の様子を紹介していきます!

麹造り1日目レポート

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酒蔵の様子です。8時くらいに集合しました。頭と足にカバーをつけて、奥へ向かいます。ちなみに前日の食事から納豆厳禁です。納豆菌は非常に強力で、口から出た納豆菌が麹をダメにしてしまうからです。

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まずは蒸した酒米を適温まで冷ます作業です。布の上に置かれた酒米を広げて、布をバサバサ動かして風を送り、冷ましていきます。

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良い温度まで下がったら麹室と呼ばれる部屋へ。ちなみにこの日は外気温が0度近くあったのですが、麹室の中は30度近くあります。温度差が激しいですね。外では長袖を着てますが、中では皆さん半そでや腕まくりをしてますね。

「引き込み」という作業で、蒸米を一定の幅に広げていきます。

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綺麗に広がったら、次は「種付け」と呼ばれる、酵母を振りかける作業です。天吹酒造さんは花で作った「花酵母」を使用します。使用するのは佐賀の名産であるいちごの花酵母。私たちもこの種付けを行わせて頂きました。

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均一に振りかけるのですが、これがなかなか難しく...あとでちゃんと蔵人さんにリカバリーしてもらっていますよ。

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その後、酵母が繁殖しやすい温度になるまで調整を行います。米に刺さっている機械は米の中の温度を計測しています。

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適温になったら布でくるんで、本日の作業は終わり。適温で一昼夜置いておいて、翌日新たな作業を行います。

以上が1日目の過程になります。私は日本酒が大好きなので、日本酒が出来る過程に携われるのが非常にテンション上がりました。

次からは早朝から作業が始まります。その様子も追ってレポートしていきますのでお楽しみに!

■天吹酒造

場所:佐賀県三養基郡みやき町東尾2894

TEL:0942-89-2001

酒蔵見学も受け付けております。

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