No.411今年もあります!エマウス春の大市!
エマウスについては、何度かすでに書きました(No.84【コラム】フランスの善意を呼び起こした人:ピエール神父とエマウス協会など)が、簡単に言えば、フランスで興り、広がった人道的活動団体です。もっともよく知られている活動は、寄付された不要品を選別修理して売りに出すというもの。全国の自治体あちこちに支部があり、それぞれの場所によって時間は異なりますが、大抵水曜日や土曜日に店開きをしています。
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いまは売っていないような珍しいものが見つかることも多く、どこも結構な人でにぎわっています。また、家の模様替えや引っ越しの際は、不要になった家具などを引き取ってもらえるため、寄付をする側から見ても、助けられることの多い団体です。
さて、フランス北部の町リールでは、ここ数年、毎年エマウス春の市が開かれています。
今年は、3月31日(土)を予定。
場所は、旧サン・サヴァー駅:Boulevard Jean-Baptiste Lebas
日時:2018年3月31日(土)9時30分から18時30分。
入場料:1ユーロ。
電話:03 20 40 90 89
旧サン・サヴァー駅
今年は、ノールバドカレ地方とピカルディ地方のエマウスだけでなく、ベルギー、オランダ、ドイツ、ルーマニアなどのエマウス協会も参加する国際的なものとなっています。
3500平方メートルの広さに、家具、装飾品、電化製品、食器、本、コンピュータ関係、おもちゃ、布製品、服など、ありとあらゆるものが並びます。
エマウスで売られている家具の例
すべての収益は、フランス北部と全世界でのエマウスの人道的支援運動に充てられます。
また、エマウスとエマウス創始者であるピエール神父をモティーフとしたストリートアートの作品も、この日、旧サン・サヴァー駅に展示されることが決まっています。
掘り出し物探しのあとは、ぜひストリートアート鑑賞もお忘れなく。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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