パリで今年もサロン・デュ・ショコラ始まる 2018年の現地の様子は?
10月31日から5日間、パリではサロン・デュ・ショコラが開かれています。サロン・デュ・ショコラとは、今や日本でもすっかりおなじみになったチョコレートの見本市。世界各国からショコラティエ・パティシエが集まりブースを構えます。
初日の前日に行われた前夜祭に行ってきましたので、ちらりとご紹介します。ちなみに10月30日は、午前中にパリ・リヨン駅での駅弁販売開始(詳しくは過去記事にて)、夜はサロン・デュ・ショコラの前夜祭と食べてばかりの一日でした。
サロン・デュ・ショコラの前夜祭は、招待客でなくとも、事前購入した前夜祭用のチケットを持っていれば入れます(2018年は限定3000枚)。ただしチケットの値段は一般日程のものより高いです。詳しくは「地球の歩き方 ニュース&レポート」も参考にしてください。
サロン・デュ・ショコラは週末を中心にとにかく混みます。前夜祭の良いところは招待客と限られた人数の一般客しか訪れないため、一般日程より比較的空いているということ。それでも人数は多いですが、ゆったりと会場内を散策して試食・購入できます。
会場内には各ブースが趣向を凝らしたディスプレーをしたり、大小のスペースでイベントが行われています。今年は日仏友好160年のプロジェクト「ジャポニスム2018:響きあう魂」と連動して、日本のスペースも設けられています。
そのジャポニスムのスペースでは、前夜祭ではシャンパンタワーならぬ日本酒タワーが作られ、株式会社メリーチョコレートカムパニーがサロン・デュ・ショコラで展開する「エクスペリエンスジャポン2018」の開会式を華々しく祝いました。
有名パティスリーや高級ホテルの今年のブッシュ・ド・ノエル(クリスマスケーキ)を集めた展示もあります。写真はパリ8区にある5つ星ホテル「プリンス・ド・ガル」のもの。
会場内は有名ブランドから新興のブランドまでさまざまです。今年は女性パティシエール・ショコラティエールにフォーカスをしたスペース「ELLES」が設けられています。2018年は「#MeToo」をはじめ、例年以上に女性に焦点が当たった年でもありました。写真下は同スペースにブースを出すフランスの日本人ショコラトリー「Mitsuha Chocolatier」のマカロンです。
とにかくサロン・デュ・ショコラは、ブログなどで読むよりもまずは現地へ! 今年は行けそうにない人も、来年はぜひこの時期にパリへ遊びに来てください。
【データ】
住所:Viparis Porte de Versailles Pavilion 4, 1 place de la Porte de Versailles 75015 Paris
開催期間:2018年10月31日〜11月4日(10〜19時)
最寄り駅:地下鉄12号線/トラムT2・T3a線Porte de Versailles
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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