パリ市庁舎前に巨大風呂敷包み登場 会場ではバゲット包み体験も【ジャポニスム2018】

パリ中心部、セーヌ川のすぐ隣に立つパリ市庁舎。その市庁舎前の広場に、巨大な風呂敷のパビリオンが11月6日まで設けられています。「ジャポニスム 2018:響きあう魂」の特別企画の一つとして、建築家・田根剛さんが監修し「東京からパリへの贈り物」としてイメージした「パリ東京文化タンデム2018 FUROSHIKI PARIS」です。パビリオン内では「風呂敷のアート」をテーマに、風呂敷についてのさまざまな展示がされています。

パビリオン内も全面赤の唐草模様。館内には日本とフランスのアーティストやデザイナーによって描かれた風呂敷が並んでいたり、風呂敷の使い方を説明した映像、実際にどうやって風呂敷を使えばいいのかなど、来場者参加型のデモンストレーションが行われています。

例えばフランスらしいバゲットやワインボトル。風呂敷を使うとこんな風に包めます(写真下)。フランスに限らず日本でやっても、一風変わってオシャレです。今回のパビリオン以外にパリ日本文化会館でも11月2日、10日、17日、24日に風呂敷ワークショップが開かれます。

風呂敷づくしはパビリオン内だけではありません。パリ市庁舎の壁面を飾る像も、このイベント期間だけは風呂敷を持ってお出かけ。「FUROSHIKI PARIS」の企画に花を添えます

フランスでは、2016年から食品店などでのプラスチックのレジ袋が禁止になっています。その代わり、袋が必要な人は紙のレジ袋を会計時に購入したり、エコバッグを持ち込むようになりました。四角い布を折りたたんで物を包んで運ぶ風呂敷は、まさにエコバッグのようなもの。一巡りして時代がもう一度、戻ってきた感じがありますね。
【データ】
FUROSHIKI PARIS : INSTALLATION D'UN FUROSHIKI GÉANT(パリ東京文化タンデム2018 FUROSHIKI PARIS)
住所:Hôtel de Ville de Paris Mairie de Paris - Place de l'Hôtel de Ville 75004 Paris
開催期間:2018年11月1日〜11月6日(10〜19時)
最寄り駅:地下鉄1・11号線Hôtel de Ville

筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。