【はじめまして】フィレンツェからのプチ観光におすすめな田舎まち、チェルタルド
はじめまして。
この度、地球の歩き方特派員としてフィレンツェ地方を中心にトスカーナの様々な旅に関する情報をお伝えするブログを執筆させて頂くことになりました稲葉美代子と申します。
私はフィレンツェから電車で1時間ほどの距離にあるチェルタルドという小さなまちに20年以上暮らしています。
日本では未だほとんど知られていないまちかと思いますが、小さいながらも豊かな歴史と詩情に富んだ美しい自然を抱き、
ゆったりと時間が流れ、外から訪れる旅人をそっと温かく迎えてくれる風土を感じる土地です。
チェルタルドは、小高い丘の上に築かれ城壁に囲まれた中世の香り漂う古い赤レンガ造りの集落と、下の渓谷の地に築かれた新市街から構成された、人口1万6千人のまち。
まちの起源は、一説によれば遥か紀元前のエトルリア時代まで遡るとされています。
1184年にフィレンツェ領下に置かれ、1202年のセミフォンテの戦いによるフィレンツェ軍の勝利を機に発展したといいます。
その後14世紀初めには行政庁が設置され、チェルタルドはその周辺の領域の中で最も重要なまちと位置付けられました。
その当時の繁栄を伺い知ることができる歴史的建物が今なお博物館として現存しているため、見学することが可能です。
また、中世期の偉大なイタリア文学の巨匠のひとりと言われるボッカッチョゆかりの地であり、
彼が晩年暮らした家や彼が永眠する教会( 見学可能 )が残っています。
さらに、チェルタルドは1983年に群馬県甘楽町(かんらまち)と姉妹都市提携を結んで以来、
人的・文化的・経済的交流をさかんに進めており、両姉妹都市間の友情の絆を深め国際交流を推進しているまちでもあります。
そんなこのまち独自のブランドが息づくフィレンツェ県の小さなまちチェルタルド及び周辺の地域を訪れてみたいと興味を抱いていただけるきっかけとなるような情報をブログを通じて発信し、オリジナルな魅力をご紹介していけるよう努めたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
[ アクセス ] フィレンツェ中央駅からシエナ行き電車で約1時間。チェルタルド駅下車。
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