パリでも人気! イタリア産リキュール「アペロール」が今年で100歳
6月に入っても肌寒い日が続いていたパリも最近はようやく夏らしくなってきました。夕方になると、セーヌ川や公園にはピクニックを楽しむパリジャン、パリジェンヌで溢れています。昨日18日はパリの北、ラ・ヴィレット貯水池の地区にあるラ・ロトンドで1919年に生まれたイタリア産のリキュール「アペロール」の100歳を祝うイベントが行われました。
アペロール・スプリッツとは、フランスでは氷にプロセッコ、オレンジ、アペロール、炭酸水で割って出される、夏にぴったりの食前酒カクテルです。
イベント会場であるラ・ロトンドは、サンマルタン運河の水辺が美しいエリアにあります。アペロール・スプリッツのカラーであるオレンジで統一されていました。
会場内は屋外と屋内に分かれており、各所にアペロール・スプリッツを提供するバーが。イベントですので無料で飲み放題......! 集まった招待客の人々は手に手にアペロール・スプリッツを持ち、ソファーに座るなどしてリラックスして、イタリア産リキュールのカクテルを楽しんでいました。
近年パリではリキュールを使ったお酒の人気が上がっています。カフェやバーでも注文している人を見かける頻度も上がっています。アペロール・スプリッツもその1つです。
会場ではアペロール・スプリッツの提供の他に、イタリアのリキュールイベントらしく窯で次々とピザが焼かれて、会場内で提供されていました。長い日照時間、晴れた空、アペロール・スプリッツと窯焼きのピザと会場を盛り上げるDJの音楽。夏のパリらしい贅沢な時間です。
日も落ちかけて来たところで屋内でも音楽がかかり出し、それを合図にアペロール100歳の誕生日ケーキが出されました。みんなに愛されるアペロール・スプリッツ。夏にパリに旅行に来たら、カフェでぜひ頼んでみてください。ヨーロッパの夏にはぴったりの飲み物です。
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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