パリのユネスコ本部で徳島県産品と阿波人形浄瑠璃のイベント開かれる

パリのユネスコ本部にて、9月23日に徳島県のプロモーションイベントと阿波人形浄瑠璃の公演が開かれました。ユネスコに行くのは今月はこれで2回目(前回は「パリのユネスコ本部を「ヨーロッパ文化遺産の日」に見学しよう」を参照)。意外にユネスコとご縁の多い月になりました。

この日は、まず徳島県のプロモーションイベントからスタート。ユネスコ本部内の1室に報道関係者を集めて、徳島県の観光資源や特産品のプレゼンが開かれました。
出された料理は「脱皮がにと鳴門わかめの酢の物、土佐酢ジュレがけ」「和牛の柚子りっ子ソース、トリュフ添え」「すだち入りちらし寿司」の3品と、日本酒が日新酒類「純米吟醸 阿波天水」、本家松浦酒造所「鳴門鯛 純米 水卜米」、三好菊酒造「純米大吟醸 綾音」の3銘柄です。

徳島県庁の担当者によると、徳島県を訪れるフランス人観光客は、5年前と比べて3.5倍に増えたとのことで、祖谷渓などの観光資源が海外から注目を集めているそうです。

プロモーションイベントの後は、招待客を招いて第1ホールにて阿波人形浄瑠璃などの公演が行われました。祭囃子・邦楽コンサートに続き、本願寺文化交流財団理事長を務める大谷暢順さんによる、古事記を通じた祭についての講演、そして阿波人形浄瑠璃の「式三番叟」「壺阪観音霊験記 壺阪寺の段」が披露されました。
ちなみに人形浄瑠璃文楽は、2003年にユネスコにより「人類の無形文化財の代表的な一覧」に記載されています。

閉演後は、ホワイエにて招待客に徳島県のお酒などが振舞われました。徳島県含む四国は、お遍路などに興味を示すフランス人も多いと聞きます。今回のイベントが徳島県を知ってもらう良い機会になればいいですね!

筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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