【レンヌ】フード・マーケットで出合う魅惑の料理!マルシェ・ア・マンジェ(Marché à manger)
毎月第一日曜日にレンヌの常設市場で開催されるフード・マーケット。DJが流す音楽のもと、世界各国のおいしそうな料理が顔を揃えます。今回は2016年からはじまったレンヌの新しい定番イベント、マルシェ・ア・マンジェを紹介したいと思います。
◇食と芸術が交わる常設市場
ミシュラン三ツ星レストランをはじめ、多くの食通に愛されるブルターニュを代表する乳製品店「ボルディエ」など、新鮮でおいしい食材が集まる常設市場ラ・クリエ(La Criée)。実は同じ建物内に現代芸術センターが併設されるなど、新しい試みを行っている場所でもあります。日曜日は午前中のみの営業で閉まっているお店が多いため、空いたスペースを利用して第一日曜日だけはフード・マーケットが開催され、お祭りムードに包まれます。
◇和気あいあいと屋外で食べる楽しい雰囲気
スタンドは常設市場の中庭に置かれ、椅子やテーブルが並べられます。天気のいい日はピクニック気分で食べることができるほか、壁沿いはアーケードになっているので雨の日でもゆっくりと食事ができます。また、音楽を見渡せる奥のスタンドにはDJがいて、会場の雰囲気を盛り上げています。
◇手頃な価格で楽しめる屋台料理
品物の価格の上限が€7~8までと決められているため、手頃な価格で食事を楽しむことができるのも魅力です。通常フランスではレストランで食べると€10は超えてしまうので、お財布にも優しいイベントですね。
◇異国の料理との出合い
このフード・マーケットの一番の魅力は、ブルターニュ各地から集まるレストランやパティスリーの料理を味わうことができるのはもちろん、普段はあまり目にすることのない本格的な異国の料理を楽しむことができる点です。例えば、私たちが食べたのはギョズレメ(Gözleme)というトルコ料理。クレープのような生地にさまざまな具材をサンドして焼いたもので、今回はチーズ入りを注文しました。素朴で何枚でも食べたくなるようなおいしさに大満足。
日本料理を提供するスタンドもあり、カツカレーやたこ焼きなどを味わうこともできます。日本好きのフランス人も興味深々で、「Takoyaki」なんて声が聞こえると自然と笑顔になってしまいました。
地下鉄「レピュビリック」駅から徒歩5分ほどとアクセスも便利。日曜日は閉まっている店も多いので、第一日曜日にレンヌですることがない!と思ったら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。
〈文、写真:高津竜之介〉
■今回紹介したイベント
・イベント名: マルシェ・ア・マンジェ(Marché à manger)
・住所: 25 Rue Jules Simon, 35000 RENNES
・アクセス: メトロ「レピュブリック駅」から徒歩5分
筆者
フランス特派員
高津 竜之介
NPO法人「日本で最も美しい村」連合在フランス研究員。レンヌ第2大学言語学部非常勤講師。現在は同大学人文社会学研究科において「世界の最も美しい村の比較研究」をテーマに博士課程在籍中。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。