バルセロナのフォトジェニックスポット3選

バルセロナには、ガウディをはじめとするモデルニスモ(19世紀末から20世紀初頭にかけてバルセロナを中心に発展した新たな芸術様式)の建築がたくさんあります。王道のサグラダ・ファミリアと、意外と訪れる方が少ない(私のとっておきの)「シウタデリャ公園」のフォトスポットを紹介します。地元の方々の憩いの場になっており、中心地からもアクセスがよいのでおすすめです。知る人ぞ知る写真スポットと写真撮影後の過ごし方も紹介します。
なお、新型コロナウイルスが猛威をふるっておりますが、事態が収束したら訪れていただきたいと思います。
■まずは、王道!サグラダ・ファミリアの撮影スポット
バルセロナの観光の王道スポット、サグラダ・ファミリアですが、実はインスタグラマーに人気の隠れ写真撮影スポットがあります。サグラダ・ファミリアにほど近い四つ星ホテル、アイレホテルロセリョン(※編集部注:現在ホテルはセルコテルロセリョンに変更)の屋上にあるルーフトップバー「ATTIC TERRACE」です。宿泊していなくても、11時~19時までの時間帯は入ることができます。そこからは、サグラダ・ファミリアを礼拝堂側から見ることができ、9階の高さから眺めるサグラダ・ダファミリアに圧倒されるはずです。ワイングラスを片手にサグラダ・ファミリアと一緒に写真を撮ってみてはいかがでしょうか。また、サグラダ・ファミリア以外にもモンジュイックの丘や海、バルセロナの現代的な建物を代表するアクバルタワーなど、バルセロナの町並みを360度見渡すことができます。
〈サグラダ・ファミリアからの行き方〉
「生誕の門」を背にして左にまっすぐ坂を上り(マリナMarina通り)、バーガーキングやカルフール(スーパーマーケット)、お茶屋さんなどを通り過ぎると、ロセリョン(Rosellón)通りに出ます。そこを左に曲がり数メートル歩くとアイレホテルロセリョンの入口があります。エレベーターで8階まで行き、そのあと階段を上るとルーフトップバーです。
■Sercotel Hotel Rosellon
・住所: Carrer del Rossello, 390
■とっておきスポット・シウタデリャ公園と凱旋門

シウタデリャ公園(17.42ha)は、ゴシックやボルン地区など、旧市街地の北東に位置しています。東京の日比谷公園(16.1ha)ほどの大きさです。
地下鉄で行かれる方は、1号線(赤)に乗り、「Arc de Triopmf」駅で下車します。タクシーで行かれる方は、「Arc de Triopmf」の前で降りてください。シウタデリャ公園のすぐ近くに凱旋門があるので分かりやすいでしょう。
バルセロナの凱旋門はフランス・パリのものに比べると小ぶりですが、特に門の上部に施された彫刻は見応えがあります。この凱旋門に軍事的な意味はなく、1888年に開催されたスペインで初の万国博覧会の入口として作られたもので、世界各国の方々を歓迎する意味で作られました。そして凱旋門に続くシウタデリャ公園が万国博覧会の会場となりました。公園の入口までの道はいつも大道芸人がシャボン玉やダンスをしていて観光客を楽しませてくれます。
■撮影スポットは凱旋門とシウタデリャの滝

凱旋門の上部は、農業・産業・科学やバルセロナの栄光を象徴する彫刻が施されており、凱旋門は毎年3月に開催されるバルセロナマラソンのゴール地点でもあります。凱旋門で写真を撮ったあとは、まっすぐ前方に250mほど歩き、信号を渡ったところにあるシウタデリャ公園へ行きましょう。
公園内に入り左方向に進むと、まだ学生だった頃のガウディが水量の調整の計算等に関わったことで知られるシウタデリャの滝に辿りつきます。設計者であるジョセップ・フォンセレは若き日のガウディの才能に目をつけ、水力プロジェクトでコラボレーションしました。万国博覧会の際は、22ヵ国から約240名が訪れ、この壮大な建築物に目を惹いたに違いありません。中心部の滝や沸き上がる噴水、中心部に向かう途中の階段がフォトスポットです。
■写真撮影のあとは、のんびり散策

シウタデリャの滝ですてきな写真を撮ったあとは、湖まで足を延ばしてください。シウタデリャの滝の正面にキオスクがありますが、そのうしろに続く道を歩くとすぐに小さな湖が見えます。
その小さな湖では、日本で一般的に見るより大きなカモメやアオサギがたくさんいます。さらに、そこでボートに乗ることもできます。その湖をさらに奥に進むとカタルーニャ州議事堂や城塞だった頃に建設された教会がまだ残っておりますので、ゆっくり散策を楽しんでください。
公園の出入口は10ヵ所ありますが、南西方向には旧市街地であるボルン地区が広がっていますので、そのままボルン地区で散策または食事を楽しんではいかがでしょうか。
バルセロナを訪れる人は、シウタデリャ公園までは行かない場合が多いので、今回はフォトジェニックスポットと公園散策を楽しめるポイントを紹介しました。旧市街地からも近いので、サグラダ・ファミリアだけでなく、シウタデリャ公園も訪れてください。
■シウタデリャ公園
・営業時間: 10:00~日没まで
・入園料: 無料
■湖のボート
・営業時間: 10:00~18:00
・料金: 30分、1人~2人 €6、3人 €9、4人~5人 €10
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。