NYCクイーンズ区 無料食料配布〜個人的にいち押し【ニューヨークの新型コロナウイルス事情】
ニューヨークの無料食料配布
ニューヨークでは、再開について慎重にプランを進めているようですが、2ヵ月自宅待機で収入がない身としては、食費の出費は頭痛の種。ニューヨークでは市民のために、フード・パントリー(Food Pantry)またはフード・バンク(Food Bank)の設置を増やしています。そうはいっても、Get Food NYCウェブサイトの情報が、必ずしもアップデートされていないので、私が自宅近くで探しました。
立派に無職ですし(苦笑)、時間もあるので、趣味と実益を兼ねて(?)、取材がてら行ってみました。日本人で無料食料配布について書いている人は少ないようなので、ご参考までレポートを。お役に立てば、幸いです。
以前の無料食料配布関連記事はこちら。
↓
NY市クイーンズ区 the Rock Churchで頂いた無料食料配布の内容は
【場所】ニューヨーク クイーンズ区
the Rock Church (57-02 Hoffman Dr, Elmhurst, NY 11373) across the street from Target on Queens Boulevard
2020年4月末 NY市クイーンズ区 the Rock Church(C)Sara Aoyama Do not use images without permission.
【行った時間】木曜日11:00am少し前 (配布日は、毎日11:00am〜2:00pm)
【待ち時間】約10分、3人待ち(雨だったせいも考えられる)
【来ている人たち】ヒスパニック、アフリカ、アジア系(私のみ)。
【条件】前に並んでいたヒスパニックはいろいろ聞かれていたが、アジア系の私は何も聞かれず。身分証明書提示不要(2020年4月現在)
【配布内容】内容は毎回異なると思います。必要な数は聞かれず、1組につき1セット。
炒めたひき肉とネギがのったタコライス風 1箱
カリフラワーのビネガーサラダ 340g 1個
低脂肪ミルク 236mL 4パック
FRITOS チリチーズ 小 1袋
2020年4月末 NY市クイーンズ区 the Rock Churchでいただいた無料食料配布(C)Sara Aoyama Do not use images without permission.
【特徴】
●雨の日に行ったせいか、待ち時間は10分程度。
●身分証明書の提示は不要。
●場所はGrand Ave駅(M、R Line)に近く、クイーンズブルバードの大通り沿いにあるため治安は問題なし。クイーンズブルバードを挟んで向かい側は、ターゲットとメイシーズがある。
●缶詰や日持ちのするドライフードが多いなか、まさかの温かい調理したごはんやサラダ、フレッシュなパン(スーパーで買うより、柔らかかった)に感動。すぐ食べられるので、そのままランチにできる。
●お楽しみのスナック菓子つき。子供のいる家庭や、子供並みの頭脳の私などにはうれしい。
●いずれも味がよく、欲しいものばかりだったので、個人的にはイチオシ。
情報は2020年4月末の内容ですので、変更があった場合はご容赦ください。
Free food is available everyday from 11 am to 2 pm
at the Rock Church (57-02 Hoffman Dr, Elmhurst, NY 11373) across the street from Target on Queens Boulevard
Food Bank for NYC
私の周りも無給の自宅待機や労働時間の短縮、学生で政府の補償対象外など厳しい生活を過ごしているので、さっそくもらった内容の情報を皆とシェアしました。新型コロナウイルスが流行るまで、無料配布のお世話になったことはありませんでしたが、非常事態で手を差し伸べてくれるのであれば、躊躇なく利用すればいいと思います。自分がいつか手を差し出せるときに、恩返しをいたしましょう。ニューヨークの実質的再開は、まだまだ先と思われます。恥じることなく、差し出された手につかまり、生き延びましょう。どなたかのお役に立つことを祈ります。
全米で120万4475名、アメリカは世界一の感染者数。
NY時間2020年5月6日午前 3:32:30 時点の、感染症研究のエキスパート米ジョンズ・ホプキンス大学Johns Hopkins Universityの公式ウェブサイトによると、世界の感染者数は366万5912名。アメリカの新型コロナウイルス感染者数は120万4475名で、世界最多の感染国。アメリカはダントツの1位で、2位のスペインの約5.5倍の感染者数。3位イタリア、4位英国、5位フランス、6位ドイツ、7位ロシア、8位トルコ、9位ブラジル、10位イラン。国が大きいロシアやブラジルがワーストの順位を上げてきています。
日本の感染者数は現在1万5253名、死亡者数は556名、回復者数は4496名となっています。日本はニューヨークのように、爆発的には増えていません。
【新型コロナウイルス感染国ワースト5】2020年5月6日
世界の感染者数 3,665,912名
1.アメリカ 1204,475名(死亡71,078名)(回復189,791名)
2.スペイン 219,329名(死亡25,613名)(回復123,486名)
3.イタリア 213,013名(死亡29,315名)(回復85,231名)
4.英 国 196,243名(死亡29,501名)(回復926名)
5.フランス 170,694名(死亡25,538名)(回復52,859名)
日本 15,253名 (死亡 556名) (回復4496名)
■参照記事
Johns Hopkins University. NY時間2020年5月6日午前 3:32:30 時点のデータによる
2020年5月5日現在 ニューヨーク州感染者数32万1192名
2020年5月5日付在ニューヨーク日本国総領事館の「総領事館からのお知らせ」メールによると、現在のニューヨーク州の感染者数は32万1192名。死亡者数は1万9645名。ニューヨークは世界の感染の震源地となり、アメリカは感染国ワーストワン(恐怖)。
ニューヨークシティで、感染者数が多い順番は、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、マンハッタン、スタテンアイランド。いずれも人口密集地であることから、感染者数が連日増加しています。私の住むクイーンズ区は、人種のるつぼニューヨークシティの中でも、特に多様な人種が集まるエリア。5万4000人を超え、感染率はNYCの中で約31%とトップ。しかもエルムハースト病院(Elmhurst Hospital,Queens,NYC)の医療現場の惨さが世界中に伝わっています。いわば、世界一の感染拡大地域で、私はまだ生き延びています(泣)。マンハッタン区の感染者数が少ないのは、お金持ちはすでに、セカンドハウスを持つほかの州や、他国へ移動済みだからです。( )内は前日の数。
クイーンズ区: 54,448名( 54,090名)
ブルックリン区:47,579名( 47,183名)
ブロンクス区: 39,476名( 39,223名)
マンハッタン区:23,054名( 22,900名)
スタテン島区: 12,317名( 12,255名)
詳細につきましては、在ニューヨーク日本国総領事館の新型コロナウイルス関連情報で確認することができます。
5月5日現在、当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。( )内は前日の数
○ニューヨーク州:感染者数 321,192名(318,953名),死者数 19,645名(19,415名)
・感染者数内訳(主なエリア)
ニューヨーク市:感染者数 176,874名(175,651名),死者数 13,336名(13,207名)
NY市の内訳
クイーンズ区: 54,448名( 54,090名)
ブルックリン区:47,579名( 47,183名)
ブロンクス区: 39,476名( 39,223名)
マンハッタン区:23,054名( 22,900名)
スタテン島区: 12,317名( 12,255名)
ナッソー郡:37,152名( 36,965名),死者数 2,250名(2,194名)
サフォーク郡:35,275名( 35,077名),死者数 1,347名(1,309名)
ウエストチェスター郡:30,240名( 30,097名),死者数 1,236名(1,203名)
ロックランド郡:12,144名( 12,095名),死者数 383名( 378名)
○ニュージャージー州:感染者数 130,593名(128,269名),死者数 8,244名(7,910名)
○ペンシルベニア州:感染者数 50,957名( 50,092名),死者数 3,012名(2,458名)
○デラウェア州:感染者数 5,371名( 5,288名),死者数 187名( 182名)
○ウエストバージニア州:感染者数 1,238名( 1,206名),死者数 50名( 50名)
○コネチカット州フェアフィールド郡:感染者数 12,360名(12,245名),死者数 935名(910名)
○プエルトリコ:感染者数 1,924名( 1,843名),死者数 99名( 97名)
○バージン諸島:感染者数 66名( 66名),死者数 4名( 4名)
■ 在ニューヨーク日本国総領事館
299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171
筆者
アメリカ・ニューヨーク特派員
青山 沙羅
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
【記載内容について】
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