パリのプランタンで2020年クリスマス・ショーウインドーがオープン、コロナ禍でセレモニーは行わず
パリ市内の百貨店プランタン・オスマン本店のクリスマス・ショーウインドーが、11月17日にオープンしました。今年は新型コロナウイルス対策の外出制限がフランス国内に敷かれていることもあり、初日のイベントはなし。
いつもであれば、ハリウッド女優や有名インスタグラマーなど、豪華ゲストを招いてのお披露目になりますが、ロックダウンで店舗自体も閉じているなか、ひっそりとクリスマスシーズンの幕開けとなりました。
プランタンの今年のテーマは、「クリスマスを一緒に(Partageons Noël / Together at Christmas)」です。
フランスでは、クリスマスになると親戚や家族で集まり、ご馳走を並べて一緒にお祝いします。今回のショーウインドーは、子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで9家族92体の人形が、町(パリ)、海、山、森などそれぞれの土地で集合。喜びや楽しさ、幸せをシェアしている様子が、マリオネットで表現されています。
オープニングの様子も取材してきました。
依然ロックダウンのフランスですが、本日パリの百貨店プランタン・オスマン本店のクリスマス・ショーウィンドーがスタートしました。コロナ禍でオープニングイベントは行われず、今年はひっそりとした幕開けになりました。 pic.twitter.com/Btlh1hvFET— 加藤亨延 地球の歩き方フランス・パリ特派員 (@arukikataparis) November 17, 2020
例年であれば、そろそろクリスマスプレゼント探しに、町がそわそわし出す頃ですが、今年はウイルス対策の外出制限によりパリの町は静か。お店の扉がしまっていることもあり、いつもと比べてプランタン・オスマン本店があるオスマン通りは人が少ないです。
感染拡大を防ぎたい気持ちと、みんなで楽しみたい気持ち、どちらかひとつは選び難いですが、とにかくいまは感染を防ぐことが第一。もう少しだけ我慢ですね。
なお、プランタン・オスマン本店は休業しているように見えますが、じつは営業しています。「ディスタンスショッピングサービス」というビデオチャットなどのコミュニケーションツールを使って、店内にいるパーソナルショッパーを通じて店内の商品を購入できる仕組みが行われています。
コロナ禍が落ち着くまではたいへんですが、近い将来の楽しい集まりを想像しながら、もう少しだけ家の時間を楽しんでみましょう!
・住所: 64 boulevard Haussmann 75009 Paris
・最寄り駅: 地下鉄3・9号線Havre - Caumartin
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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