【新型コロナウイルス関連】2020年12月末時点でのブルガリアの状況
2020年11月27日からソフトロックダウンと言われる状態に入っていたブルガリア。
(詳細は11月28日の記事をご覧ください)
当初この感染拡大予防措置は12月21日までの予定でしたが、この内一部変更はありつつも、大部分が2021年1月31日まで延長することになりました。
具体的な内容は以下のとおりです。
◇1月4日から、幼稚園、及び保育園の通園が再開。
◇1月4日から、小学校1年生から4年生の対面式授業が再開。それ以外、学校は引き続き閉鎖。
◇大学における対面式授業は、引き続き停止(国家試験の実施を除く)。
◇物理的出席を伴う大会、会議、セミナー、コンクール、研修、展示会、その他の公共イベントは、引き続き禁止。ただし、法律に基づき実施されるコンクールは適用除外。
◇1月4日から、博物館及び美術館は、会場収容人数の上限30%、1.5メートルの物理的距離確保、マスク着用を条件に、開館可。
◇観劇は、会場収容人数の上限30%、1.5メートルの物理的距離確保、マスク着用を条件に、引き続き開催可。
◇その他の全ての文化及び娯楽行事は、引き続き禁止。
◇15人以上が集まるイベント、私的な祝賀行事(結婚式、洗礼式、告別式等)は、引き続き禁止。
◇18歳未満の全ての団体スポーツは、引き続き禁止。ただし、スポーツ連盟の登録選手は適用除外。スポーツ大会は、引き続き無観客で開催可。
◇スポーツジムは、引き続き閉鎖。
◇全ての飲食店は、引き続き閉鎖。デリバリーとテイクアウトは、引き続き可。
◇ホテル内のレストランは、宿泊客のみの利用で、座席数の上限50%まで、6時から22時まで営業再開可。
◇カジノは、引き続き閉鎖。
◇ショッピングセンター及びモールは、引き続き閉鎖。ただし、モール内の、食料品店、医療施設、薬局、眼鏡店、ペットショップ、銀行、保険代理店、支払業務取扱店、通信プロバイダサービス取扱店、クリーニング店は除く。
◇国内外における団体旅行は、引き続き禁止。
◇食料品店における8:30から10:30の高齢者専用買い物時間帯は,引き続き継続(65歳未満は同時間帯利用不可)。
◇医療施設における外部からの面会は引き続き禁止。末期患者への面会は例外。
(2020年12月21日発行、在ブルガリア日本大使館領事警備班メールより引用)
この感染拡大予防措置の大きな変更点としては小学校4年生以下の子供の対面授業再開でしょう。
小さな子供を抱えて仕事をする親にとってかなり大きな変化。
ちなみにブルガリアの現状は(12月28日時点)
・新規感染者数332名、陽性率11.81%
・累計死者数7164名、人口当たりの累計死者数:世界第13位
・直近7日間の死者数555名、人口当たりの直近7日間の平均死者数:世界第7位
死者数に関しては非常に残念な状況ですが、11月末からの政策の成果か、感染者数・陽性率は徐々に下がってきています。
一時期は1日の新規感染者数4000名、陽性率40%以上だったことを考慮すると感染拡大予防措置も功を奏したと言えるでしょう。
また12月27日よりワクチン接種も開始となったので、いまはその効果が出ることを祈るばかりです。
筆者
東京特派員
チカ
2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!
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