ブルガリアの年末年始
今年2020年も間もなく終わり。
日本では25日が過ぎたら一気にクリスマスムードからお正月ムードに切り替わり、この時期は年末ムードが漂ってきますよね。
ですが、欧州ではクリスマスに重きを置いていて、年始はあくまでイベントとして盛り上がる、というスタイルが一般的です。
ブルガリアもその例にもれず大晦日から元旦にかけては若者は友達と集まったり、パーティをしたりすることが多いようで、12月31日23時頃から1月1日1時頃まで外では爆竹や花火の音がたくさん聞こえます(※今年は新型コロナウイルスの影響でもちろんそういった集まりは禁止、クラブなどの営業も停止中です)。
ちなみに新年特有の飾りがほとんどないため、クリスマス飾りも1月中旬頃まで出ていることも!
1月になってもクリスマスの装飾があるなんて日本人の感覚からすると不思議な感じがします。
ただブルガリアのクリスマス飾りの中には冒頭の写真のような、ちょっと日本のお正月飾りにも似た雰囲気の飾りがクリスマス用に売られていてなんだか不思議な縁を感じます♪
ただし基本的にクリスマスを過ぎてから売られ始めるものもあります。
それがこの写真の装飾された棒、スルバチカです。
ブルガリアにも日本のお年玉と同じように、年始に大人が子供にお金をあげる風習があります。
けれど子供たちはお金をもらう前にこのスルバチカで優しく大人の背中をとんとん、と叩いて健康と長寿を願うそうです。
私はこの風習を聞いてなんだか心が温まりました。
以来年末年始に帰省する際には必ずこのスルバチカを買うようにしています♪
(スーパーなどではあまり売られていませんが、ソフィアでは駅前やちょっとした広場などに路面店を出して売られていることが多いです)
当ブログを読んでくださった皆様、今年はたいへんお世話になりました。
今年は新型コロナウイルスの影響がとても大きく、全世界的にいままでとはまったく違った生活になり、いままで以上にブルガリアと日本の距離を感じた1年でした。
願わくば来年はもう少し自由に行き来できますように。
皆様の健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。それではよいお年をお迎えください。
筆者
東京特派員
チカ
2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!
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