【新型コロナウイルス関連】徐々に状況改善してきたブルガリア
2021年もいまだに勢いが衰えない新型コロナウイルス。
ブルガリアでは2020年3月から5月にかけて1度目の厳しいロックダウン、そして11月末から2度目のソフトロックダウンといわれる状況に入っています(※ブルガリア政府はロックダウンという表現はしていませんが、報道ではそのように記されています)。
かなり大まかに言うと現在ブルガリアでは
●買い物時間の制限
8:30~10:30までは高齢者専用の買い物時間。
その時間帯に食料品店、薬局に入れるのは65歳以上の高齢者のみ。
●レストラン、カフェなど飲食店の通常営業禁止
飲食店はテイクアウト、またはデリバリーのみで営業中。
●中学生以上は対面授業禁止
幼稚園・保育園~小学5年生以下は2021年1月初旬より対面授業再開。
●公的、私的にかかわらず祝賀イベント、15人以上の集まりは禁止
という状況です。
(写真は以前紹介した屋外フードパークQuatralの2020年12月中旬の様子。
屋外であっても飲食店は椅子などを使用できないようにし、その場での飲食が行われないよう工夫しています)
2020年5月にロックダウン終了後、ブルガリア政府は保健法の改正を行い、新型コロナウイルスの影響下にあるこの状況を【緊急感染状態】と定義し、折に触れて感染拡大防止措置を発表してきました。
現在の感染拡大防止措置(上記やこちらのブログに書いてある内容)を含む緊急感染状態は、1月末までの予定でしたが、昨日の報道にて4月末までの延長が決まりました。
現在はまだ今後の感染拡大予防措置の詳細についてはまだ日本大使館からは連絡が来ていませんが、英語のニュースを見ると下記の通り変更される様子です。
●4月末までブルガリアに入国できるのは許可された国からの渡航者、かつ72時間以内のPCR陰性証明を持っている人のみ。
●対面授業は学年ごとの分散登校を条件に再開(詳細規定ありますがここでは割愛)。
●2月1日より映画館は30%以下のキャパシティ、ジムやフィットネスクラブは50%のキャパシティで営業再開。
●同じく2月1日よりミュージカルホールやダンス、スポーツ施設も営業再開。
●3月1日よりレストラン、カフェの通常営業再開(予定)。
ブルガリアではワクチン接種が12月27日から開始になり、1月26日時点でのワクチン接種者は2万6798名。
政府は早急にワクチン接種を進めたいものの、なかなか受けたがらない人もいるという現状です。
とはいえ、飲食店の閉鎖や対面授業の禁止、徹底したリモートワークの推奨を進めた結果、12月に比べだいぶ状況が改善してきたブルガリア。
今後は上記のように慎重かつ段階的に学校再開、レストラン再開などを進めていく様子です。
また日本大使館から情報が発信されたらこちらでもお伝えします。
筆者
東京特派員
チカ
2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。