例年より香港市民の人口密度が高いけど、静かな旧正月
恭喜發材! 2021年の旧正月は2月12日が初日です。この時期、香港ではたくさんのイベントが開催されますが、今年はそのほとんどが中止なるというのは前回書きました。そういう意味ではひっそりした旧正月です。一方で、例年、旧正月期間中、多くの香港人は旅行のために香港を脱出します。しかし、新型コロナウイルスの影響で世界中が鎖国をしているため、750万人の香港市民のほとんどが香港に滞在しているという、静かだけどたくさんの香港市民がいる香港内にいるというある意味、不思議な状況になっています(ということで、今年の旧正月は、親戚周りに時間を費やすという感じになっています)。
(画像提供:HKTB)
香港政府は、旧正月中に感染傾向に大きな変化がなかったりすれば、2月18日より規制の一部を緩和する方針を打ち出しました。レストランでの店内での飲食はこれまで18時以降は禁止されていましたが22時に緩和され、1卓当たりの人数はふたりから最大4人に増やす予定です。18日から再開可能なのは、スポーツ施設、フィットネスジム、美容院・マッサージ、映画館などの公共娯楽施設、ビリヤードなどのアミューズメント施設、ゲームセンターです。
店や施設の再開をするにあたり、営業開始日の7日前から7日後までに出社する従業員全員が1回目の検査を受けることが義務づけられています。そして14日ごとに検査を受けなければならないという厳しさがありますが、しっかりとした感染症対策と言えると思います。
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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