No.614必見!パトリック・デュポンの『白鳥の湖』ネットで公開中
今月2021年3月5日パリ・オペラ座の元エトワール、パトリック・デュポン死去のニュースが流れ、バレエ界は悲嘆に暮れました。なんといってもまだ61歳と、訃報を聞くには早すぎる年齢。
パリ・オペラバスティーユ © Paris Tourist Office - Photographe : Amélie Dupont
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11歳でパリ・オペラ座バレエ学校に入学、16歳で入団。コンクール受賞などを経て、1980年には、なんと21歳の若さでエトワールの座につきます。1990年には、ルドルフ・ヌレエフの後を継ぎ、パリ・オペラ座のディレクターに就任、これを5年務めます。しかし、1997年にはパリ・オペラ座を退団せざるを得なくなり、精神的につらい時期を過ごします。追い打ちをかけるように2000年にはひどい自動車事故に遭い、もう舞台には立てないだろうと、医者に宣告を受けますが、苦しく長いリハビリの末2001年舞台に戻って見せ、世間を驚かせました。
その後は、フランス北部のスワソン(Soissons)やボルドーなどで、後継者世代のダンサー育成に尽力していました。
さて、そのパトリック・デュポンを偲んで、現在パリ・オペラ座が、1992年公演の『白鳥の湖』をネット上で公開しています。3月21日(日)0時(フランス時間)までですのでご注意を。視聴はもちろん無料です。
主役はパトリック・デュポンとマリー=クロード・ピエトラガラの黄金コンビ。
演奏はもちろんパリ・オペラオーケストラ。
2時間16分の夢の世界。必見、かつ必聴です!
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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