三寒四温どころじゃないソフィアの3月
ブルガリアの3月は天気がコロコロ変わります。
その証拠に2021年3月13、14日には気温が16度まで上がるほど暖かかったのに、翌日からは最高気温は5度前後、そして今週は大雪!
一度は蕾をほころばせた木の花々も、残念ながら儚く散り、木には花の代わりに雪が積もったり氷柱ができています。
気温差がジェットコースターのように激しくて身体を壊してしまいそうですが、これはブルガリアの首都ソフィアでは例年のこと。
ただし3度目の3月を迎えた私ですら、いまだにこの気温差には慣れません。
3月最初の記事にて、ブルガリアのバーバマルタについて紹介しましたが、その際にもらったマルテニッツァは春の訪れを感じたときに近くの木々に結びつけます。
例年すっかりあたたかくなるのは4月中旬以降ですが、3月の一時的な暖かさによって開花した花をもつ木には、すでに今年のマルテニッツァが結ばれていました。
今年は例年以上に想いを込めてマルテニッツァを交換する人が多い様子だったので、雪に濡れるマルテニッツァを眺めていたら、いったん規制を緩めたのちに再度厳しい規制を敷かれた現在のブルガリアの状況とリンクして、少し切ない気分になりました。
ブルガリアでは副作用の観点からアストラゼネカ社のワクチン接種を一時停止していましたが、EUの審査委員会の判断で問題なしとされたので接種再開となりました。
これを機にワクチン接種が順調に進み、免疫が定着するまでは大人しく過ごして、夏頃にはもっと状況が落ち着いていてほしいと願うばかりです。
筆者
東京特派員
チカ
2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!
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