女人高野・慈尊院②:丹生官省符神社と町石道

公開日 : 2021年04月19日
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慈尊院その②、今回は丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)です。

慈尊院に入ると奥に高い石段と鳥居が見えますが、この石段が丹生官省符神社への入口です。

前回の記事(慈尊院①)でも書いたように、丹生官省符神社には明神が祀られています。

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弘法大師空海が真言密教の根本道場を求めて大和国宇智郡に入ったとき、白と黒の二頭の犬を連れた猟師と出会いました。

猟師はこの犬を放ち、二頭の犬は空海を高野山へと導きました。

空海は、神様が猟師に姿を変えて高野山を与えてくださったと感得して、慈尊院上壇に丹生高野明神社を創建し、狩場明神(高野明神)とそのお母さんである丹生都比売大神(丹生明神)を祀りました。

その後変遷をたどり、明治時代には慈尊院から独立して丹生官省符神社という社号になりました。

慈尊院、丹生官省符神社ともに「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する「高野山」の一部として、世界遺産に登録されています。

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本殿前には、その年の干支の大絵馬がかけられています。

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また、慈尊院から丹生官省符神社へ向かう石段の途中には、「180町」と刻まれた「町石(ちょういし)」が立っています。

町石は卒塔婆に由来する五輪塔形の石柱で、数字と仏尊を表す梵字が刻まれています。

慈尊院は高野山参詣の出発地点であり、高野山の壇上伽藍にある根本大塔まで一町ごとに180の町石が立てられています。

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ここから高野山へ上っていくごとに、一町ずつ数が減っていきます。

高野山への参詣道であるこの町石道は、千年以上のあいだ、歴代の天皇や将軍、庶民が歩いた信仰の道として世界遺産に登録されています。

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慈尊院から高野山の根本大塔までは7~8時間かかりますが、現在でも町石道を歩く人は少なくありません。

■アクセス・住所: 和歌山県伊都郡九度山町慈尊院835・参拝時間: 8:00~17:00・駐車場: あり・公共交通機関: 南海高野線「九度山」駅から徒歩約30分

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