香港とシンガポールとのトラベルバブルは再延期
ふたつの国・地域間で、一定の条件下において空港到着後の強制隔離を免除する「エア・トラベルバブル」。世界の国の一部で始まっていて、香港とシンガポールの間でも2021年5月26日から始まることが決まっていましたが延期されることになりました。
香港とシンガポール間のトラベルバブルについての香港政府による公式サイト
香港では現在、1日の新規感染者がひと桁台に抑えていたのですが、シンガポールの感染が拡大したため5月16日から6月13日まで防疫対策を強化することなったからです。シンガポールの対策は香港の厳しいときの感染対策に似ていて、店内飲食は禁止され、一緒にいる人の人数は5人から2人に削減されるなどです。その結果、香港はシンガポールを隔離措置のグループ分けで最も緩いグループDから日本と同じグループBに引き上げました。
香港側のトラベルバブルを担当するキャセイパシフィック航空は、シンガポール行きをキャンセルする場合は全額返金するそうですし、もし日程を変更するのであれば手数料を免除するとしています。両政府によると6月13日までに様子をみて、あらためてトラベルバブルの再開などについて発表します。
こういうのを見ると、目に見えないウイルスだけに人間が油断するとあっという間に付け込んできます。感染を抑え続けるのはいかにたいへんかというのを痛感させられます。
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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