タイ料理なのにタパス・バー〜イギリスOxtedの「thai pad」〜
イギリスでの外食というと、私の周りではアジア人同士の場合誰もが思いは同じなのか、洋食を避ける傾向があります。「イギリス料理はナシね」なんて取り決めはないはずなのに、皆、ここぞとばかりに「イギリス以外」の多国籍な国名が口をついて出ます。定番の中華はもちろん、それ以外の選択肢となると、エスニック、タイ料理なんかも候補に上がってきます。
先週2021年5月17日より屋外だけでなく、屋内でもレストランといった飲食店の営業が再開されたので、以前友人がおいしかったと言っていた「thai pad」というタイ料理店にさっそく行ってきました。
おしゃれな雰囲気に圧倒
場所はこじゃれたカフェやレストラン、雑貨屋などが立ち並び、町全体がすてきなオクステッド(Oxted)という地域。thai padはそのにぎやかな表通りには面していませんが、駅前なのでアクセスは抜群です。
外から見ますとどことなく寂しげな外観ですが、中に1歩足を踏み入れるとまぁ、なんておしゃれな。「タイ・タパス・バー、レストラン」と名乗っているだけあり、入ってすぐに立派なバーカウンターが目に入ります。
タイ本国以外にあるタイ料理店は、高級レストラン扱いのものが多いので、thai padもその部類に入るのではと思いました。その割にはBGMが、あえてなのかコテコテのタイローカル音楽なのが意外で、ギャップがおもしろいです。料理はフュージョン系なので味はマイルド、独特な食材の組み合わせなど、お目にかかったことがないメニューがありました。辛さが赤丸の数で表示されているので、わかりやすいです。
値段も、ランチはグリーンカレーが春巻きや野菜炒めとセットになって£10.95と、この雰囲気にしてはリーズナブルです。器もすてきで、お客さんたちもおひとり様、友人と連れ立って、夫婦で、と皆ゆったりくつろいだりお喋りに興じたりと、思い思いのときを過ごしています。
オリジナリティあふれるドリンク・リスト
また、バーというだけあり、ドリンクメニューにはお店独自のタイをイメージしためずらしいカクテルがあり、ビールも定番のシンハ以外に、ラッキー仏陀やネパール風クラフトビアなど、見たことも聞いたこともない銘柄がありユニークです。
また、同店で特製カクテルを作るミクソロジストから、混ぜ方、シェイクの仕方といった本格的なカクテルの作り方を学び、そのあと試飲もできる「カクテル・マスタークラス」を受けることもできます。
開催は毎週月曜から水曜までで、最低6人から最大10人までの小規模グループでの申し込み受け付けとなっています。イギリスのタイ料理店で本格カクテルを楽しむ。なんだか不思議で、個性あふれるお店です。
◼️thai pad・住所: 5-6 Hoskins Walk, Oxted, RH8 9HR・アクセス: 電車Oxted駅より徒歩3分・営業時間: ランチは毎日12:00~14:30、ディナーは月~土 17:30~22:30、日 17:30~22:00・URL: http://www.thaipadoxted.co.uk/
筆者
イギリス特派員
パーリーメイ
2017年よりロンドン南部で家族と暮らしています。郊外ならではのコスパのよいレストラン、貴族の邸宅、城めぐり、海沿い情報などが得意です。
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