中環街市がリニューアルオープン
香港で最初にできた街市が、2021年8月23日にリニューアルオープンしました。
野菜や魚介類を売る街市(ガイシ、英語でwet market)は香港市民の胃袋。
中環街市(セントラルマーケット)の歴史をさかのぼると、現在の場所から少し南に1842年6月10日に初めての街市が誕生し、現在の位置に移動したのは1939年のことだそうです。
255店舗入っていた4階建てのこの中環街市は2003年に幕を閉じるまで毎日たくさんの人でにぎわっていました。
約80年以上の歴史を持つ建築物は街市のデザインを残し、香港を中心としたブランドの約100店舗だけでなく、子供たちが遊べるエリアや文化や芸術を体験できる空間を市民に提供。
テーマであるPlaygraound for Allからわかるように、老若男女みんなの遊び場になるのがコンセプトです。
現在はソフトオープンのため約70店舗がオープンしています。
本オープンは2021年11月予定。
真ん中部分はフードコートの食事を食べられるテーブルが並び、イベントスペースもある憩いの場。
香港のアーティストによる壁アートが各階にあり、フォトジェニックな撮影スポットにもなっています。
カラフルな香港グッズが並び、見ているだけでも楽しいひとときが過ごせます。
子供たちのプレイグラウンドにはインターアクティブに遊べるゲームや月に数回ワークショップなども開催されています。
オープン当時の白黒写真も展示されています。
昔の香港を懐かしむ年配の方の姿もありました。
フードコートには寿司カウンターやシンガポールフードだけでなく、メイドイン香港のクラフトビールや、香港製造の白蘭樹下(Perfume Trees Gin)を飲めるカウンターもあります。
香港に来られるようになったら、プレイグラウンドに遊びに行く感覚で、新しくなった中環街市もぜひ訪れてみてくださいね。
【DATA】
・住所: 香港中環皇后大道中93號及德輔道中80號
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筆者
香港特派員
りんみゆき
香港在住26年のライター/通訳です。
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