イタリアの日常:おばあさんを助けたら助けられた話
皆さん、こんにちは!
コロナ禍が長く続き、海外旅行もままならない今、ローマ(イタリア)の日常についてもっとこちらのブログで紹介して欲しいというリクエストがございましたので、前回から引き続き、今回もイタリアの日常生活について少し書いてみたいと思います。
個人的な(?)毎日の日常生活、地元の風景、旅行ヒントなどに関しては、筆者のTwitter(@RomaMizuho)でもご覧いただくことができます。フォロワー数が一定数おりますため、全ての方へのご返信がなかなかできない状況にありますが、何かお困りのことがありましたらご遠慮なくコメントを下さい。
↑ 国立古典絵画館(バルベリーニ宮)の前の道です。国立古典絵画館には、ルネサンスの三大巨匠の一人 ラファエロや、光と影の画家 カラヴァッジョなどの有名な作品がたくさん展示されています。
さて、それでは最近の日常の様子について、お話を始めたいと思います。
1ヵ月ほど前に、道でちょっとした人助けをしました。
ある日の午後、イタリア人のおばあさんがひとりでバス停の近くに立っており、一生懸命携帯電話をいじっては、どこかへ電話をかけようとしています。しかし電話が繋がらないようで、何度も何度も試しています。相手が電話に出ないというよりも、どちらかというと、携帯電話の操作方法が分からず、電話をうまくかけられているのかどうかも分からないのです?といった様子に見えました。足もとには、中くらいのサイズのバッグが2個置いてありました。筆者は1回おばあさんの前を通り過ぎたものの、あの人大丈夫かな?と気になり、また道を戻って声をかけました。
きっかりあの日から、このおばあさんを助けた日から、毎日何か良いことが起こるのです。もう1ヵ月になります。今回は不思議というより変です。
あのおばあさんは人間ではなかったのでしょうか?
↑ ローマのマンマの台所、朝市が楽しいカンポ・デ・フィオーリ広場です。
おみやげにもなるような、イタリアの食材がたくさん売られています。
参考記事:2013年10月9日号 ローマの朝市は見るだけでも楽しいカンポ・デ・フィオーリ広場へ!https://tokuhain.arukikata.co.jp/rome/2013/10/post_170.html
少しの間でしたが、タクシーを呼んであげたりいろいろ助けたあとに、筆者が行こうとしたら、連絡先を聞かないと娘に怒られるので、どうしても教えて欲しいといわれます。
筆者の携帯の番号を教えたところ、その日の夕方に、イタリア人の娘さんから電話がありました。40~50代くらいの声の持ち主の娘さんは、
「うちの母を助けていただき本当にありがとうございました。私は、今日はどうしても大事な仕事があり、母に付き添えず、ずっと心配していました。心を痛めていました。困っていた母に、優しく声をかけていただき本当に感謝します。母は無事自宅に着きました。
そして母も、あなたに感謝を伝えて欲しいと言っています。あなたの未来が良いものとなりますように」と話されました。
本当にちょうどこの日を境に、運気の流れが良い方に変わったように感じています。このようなはっきりとしたケースは、実に初めてです。
ふたりの想いが、筆者が楽しく安全に暮らせるように、ここのところ守って下さっているのかと思いました。
おばあさんと娘さんがいつまでも健康で、笑い声にあふれ生活できるように、筆者も想いを届けたいと思います。イタリアの日常の一コマでした!
筆者
イタリア特派員
阿部 美寿穂
ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。
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