タリン・クリスマスマーケットが始まるまで

公開日 : 2021年12月03日
最終更新 :
筆者 : Chisato

Tere!(エストニア語で「こんにちは」の意)

今年2021年のタリン・クリスマスマーケットは11月26日から無事スタートし、年明け2022年1月2日まで開催予定です(規模と期間は例年より縮小)。今後コロナ禍が終息し皆様がタリンへ気軽にいらっしゃるようになったとしても準備期間に合わせてタリンへいらっしゃることはないかと思い、今回は(正しくは「も」)クリスマスマーケットが始まる前についてご紹介したいと思います。

タリンのクリスマスマーケットの準備はハロウィンの前から始まります。今年のクリスマスツリーを決める必要があるからです。ネットやフリーペーパーなどにツリーの応募案内が掲載されます(高さが15メートル以上あるかなどの基準があります)。そしてその中から選ばれた1本の木だけが11月中旬、クリスマスマーケットの会場となるラエコヤ広場(世界遺産「旧市街」の中心)へ運び込まれます。

そしてその木を中心として小屋(お店)が組まれ、サンタさんのおうちが建てられ、電気が引かれてライトが点もり、次第に幻想的な雰囲気に変わっていきます。ラトビアやリトアニアなど近隣諸国からの出店者さんがやってくる頃には否が応にもテンションは上がってきます。毎日のように設営風景を見に行っていたからか、今回暖を取っている人たちから飲み物を分けてもらえました。「いる?」と尋ねられたので「ありがとう!」と答えたら渡されたのはビール瓶(330ml)・・・寒いからアルコールで体を温めているのか、クリスマスだからか。緩さが素敵!

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開催初日はスタート時間に合わせて勇んで行きましたが、フライングして既に始めているお店もあればドリル片手に準備真っ最中のお店もあってこれまた緩さが素敵でした。なにせクリスマスツリーの飾り付けさえ終わってませんでしたからね・・・(このタリン・クリスマスマーケットのクリスマスツリーは何を隠そう、クリスマスツリー発祥の地のクリスマスツリーなのです。ザ・クリスマスツリーなのです(←しつこい)。ここのクリスマスツリーが素敵じゃなかったら世界中の「クリスマスにはクリスマスツリー!」という文化は生まれてなかったかもしれないのです。そんな大切なクリスマスツリーの飾りが・・・ヽ(´o`;)タリン・クリスマスマーケットは「ヨーロッパ・クリスマスマーケット2019」(European Best Destinations)で1位になり、ヨーロッパのみんなが選ぶNo. 1クリスマスマーケットに輝いたばかりなのに・・・これが王者の余裕なんだねきっと。緩さが素敵!と思うことしました。

そして帰りがけに今年サンタさんが来ないことになった(コロナ対策のため)サンタさんのおうちに寄ったらサンタさんのおうちのポストは既に子ども達からと思われるお手紙でぎゅうぎゅうのパンパンでした。素敵〜!!!

そんなタリン・クリスマスマーケット。次回は本番中の素敵なタリン・クリスマスマーケットについてお届けしたいと思います。チャオチャオ〜!(エストニア語で「バイバーイ!」の意)

(写真撮影許可を得ております。顔出しOKとのことでしたので加工を施しておりません。)

筆者

エストニア特派員

Chisato

エストニアのいいところ、エストニアならではのこと、日本とエストニアの似ているところ、違うところなどをご紹介したいと思っています。

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