ハワイで本場のビリアを食べて欲しい!というシェフの願い:トラシュカリ
ホノルルのチャイナタウンで本格的メキシコ料理を食べられると人気のトラシュカリのメニューにビリアが登場しています。
トラシュカリは、メキシコの本格的家庭料理を食べれるレストランとして以前ご紹介しました。記事はこちらです。
「ハワイの人に本物のメキシコの家庭料理を味わってほしい」と願うメキシコ出身のフリオ・ギタレス・シェフが、今度は「本物のビリアを食べて欲しい!」とメキシコの代表的庶民料理であるビリアを新たにメニューに追加しました。
ビリアは、メキシコ中部のハリスコ州に古くから伝わる郷土料理です。メキシコでは安価で手に入りやすいヤギ肉を使用するのですが、アメリカでは米国農務省認定のヤギ肉を入手するのが難しいので、牛肉を代用することもあるようです。が、シェフ・フリオに言わせる「ビリアに牛肉を使うとはなんたること! 大体アメリカのビリアは牛肉に辛いチリペッパーソースを入れるだけでごまかしているんだよ」とのこと。
シェフ・フリオは、ヤギ肉を低温でゆっくりと一晩調理します。ヤギ肉は、羊肉に比べて硬いので、この低温煮込みが大切です。そして、シェフ特製のスパイスで調理。ヤギ肉は獣肉臭いと嫌う人もいますが、シェフ・フリオのビリアは、ヤギ肉特有の味と香りを楽しみながら食べることができます。以前食べたビリアは少し脂がきつかったのですが、見てください、このビリア! 脂はほとんどなくさっぱりとしています。お肉を自家製トルティーヤで包んでいただきます。スープに少し浸しながらいただくと最高です。
その他にも新メニューがありました。
シェフ特製のモレソースでいただくグリルしたコーニッシュ・ヘン(生後1ヶ月程度のメスの軍鶏)。モレソースは、カカオを使って作るソースで、メキシコ料理を代表するソースです。見た目は黒々としていてまるでチョコレートですが甘くなはく、カカオが味に深みを加えています。
▲コーニッシュ・ゲーム・ヘンのモレソース添え
現在構想中のセビチェ・バーのメニューにしたいというスパニッシュ・オクトパス。柔らかいながらもスモーキーなタコの味わいがワカモレとよく合います。セビチェ・バーのオープンが楽しみです!
▲スパニッシュ・オクトパスのワカモレ添え
▲(手前)ミカンとオレンジとココナッツミルクをテキーラで (奥)まるできな粉のようなアーモンドを使ったカクテル
パティオ席と屋内席がありますが、緑の多いパティオ席がおすすめです。ハワイの風に吹かれながら、本場メキシコ料理を楽しんでみてください。
■トラシュカリ(Tlaxcalli)■
・住所: 1128 Smith Street, Honolulu, HI 96817
・電話: (808) 888-5200
・営業時間: 月~土曜日 11:00~14:30 17:00~20:30
日曜日(ブランチ) 9:00~14:00
・インスタグラム: @tlaxcalli_hawaii
・フェイスブック: @tlaxcallihawaii
筆者
ハワイ特派員
小嵜 有美
昭和、平成、令和にわたってホノルル暮らし。現在はフリーで編集者/ライターそしてハワイ企業の広報担当として活動中。ハワイの食ならお任せください!
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