![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000069/20221104_212812_fdfe8532_w1920.jpg)
76. タシケント郊外のクラフトビール工場で至福のビール飲み比べ体験!運が良ければ工場見学も!?
サローム(こんにちは)!
お酒好きには気になる、ウズベキスタンやタシケントのビール事情。以前の記事でありとあらゆるクラフトビールが楽しめる酒屋さんとレストランをご紹介しましたが、(44. クラフトビールが数十種類も!ビール専門店ペリカン&併設レストランBrasserie)、このクラフトビールを造っている工場にもレストランが併設されており、バー感覚で気軽に飲みに行けるのです。
その名もそのままクラフト・ブリューイング・カンパニー(Craft Brewing Company)。タシケント中心部から車で30分ほどの工業地帯にあり、近くにはコカ・コーラ工場も。初めて行く方はこんなところにレストランが...?と不安になるような立地ですが、美味しいビールのためにずんずん突き進んでいきましょう。
![立派な門構えのクラフトビール工場入口。人懐っこい猫たちが出迎えてくれました](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000069/20221104_214529_cec18e2b_w1920.jpg)
![この工場で作っているビール一覧。肝臓が悲鳴を上げない程度に飲み尽くしてみたいものです...。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000069/20221104_214728_80d12095_w1920.jpg)
席についてさっそくビールを注文してみましょう。まず頼むべきは何といっても飲み比べセット(メニュー上ではTasting set)。6種類、各170mlのセットが25000スム(2022年11月現在のレートで約330円)と破壊的な値段で飲めるのです! 日本でこの量のクラフトビール飲み比べ体験をすると2000円ぐらいするだろうに...。
私が行ったときは、正統派ビールからベリー系やはちみつ入りなどの変わり種まであらゆる種類のビールが含まれていました。文字通り工場直送ビールなので味も文句なしです。
![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000069/20221104_215451_c7af264d_w1920.jpg)
![3人前頼むとこの通り、テーブルがあらゆるビールで埋め尽くされる壮絶な光景](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000069/20221104_215513_d92a60b4_w1920.jpg)
食事も充実。ビールが間違いなく進みそうなおつまみメニューも多いですが、やはりここはガッツリ肉料理でいかがでしょうか。私たちが注文したのはコーカサス・ケバブ(Caucasian kebabs)の各種。いわゆるシャシリクですが、コーカサスと銘打っているだけあって肉が大ぶり、食べ応え大あり! 最安で3万スム台(2022年11月現在のレートで約400円台)で食べられます。
なおメニューは英語表記のものもあり、ロシア語やウズベク語が分からなくても問題ありません。
![牛、鶏、羊3種のコーカサス・ケバブ](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000069/20221104_220415_d5fa2583_w1920.jpg)
ビールを追加したいときは、もちろん単品でも注文可能。市内の他のお店でも飲め、酒屋さんでも買えるこのクラフトビールですが、心なしかやはりここで飲むビールが一番おいしい気がします。工場直売価格なのか、値段も他で飲むよりお安め。
![グラスにはかわいいロゴが! 同行した妻はこれを売ってくれないかスタッフに交渉するほど気に入っていました...。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000069/20221104_220820_8d51de8e_w1920.jpg)
私たちがワイワイ飲んだくれているこのすぐ横でビールを造っているなんて! 何とか工場を見学させてもらえないだろうか? というわけで、インスタグラムなどでは案内はなかったもののダメもとでスタッフに聞いてみると、じゃあ今から工場見せてあげるよと快いお返事! 昼過ぎという時間帯でスタッフが単に暇だったのか、私たちのビール愛が伝わったのかどうかわかりませんが、そのままスタッフの先導でビール工場へ。
決して広いスペースではありませんが、屋内にいくつもの大きなタンクが置かれていました。自分は特にビール造りに詳しいわけではないけれど...と前置きしつつも、ロシア語で軽快に説明してくれます。
![外でたむろしていた猫が工場見学についてきた](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000069/20221104_221754_92ed96e0_w1920.jpg)
この工場では2018年からクラフトビールを造っているそう。ウズベキスタン国内のクラフトビール工場は他に世界遺産都市ヒヴァのあるホラズム州に小規模なところがあるのみで、この規模の工場でクラフトビールを造っているのはここだけとのことでした。
ビールの種類によって麦の種類や温度管理が異なるとのこと。あれだけ多くの種類のビールをここで一挙に製造するのは、並大抵のことではないはずです。
![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000069/20221104_222251_59f2ad95_w1920.jpg)
![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000069/20221104_222303_a5b3afdd_w1920.jpg)
というわけでいい感じに酔った挙句、運よく工場見学までさせてもらいクラフトビール工場訪問は終了。
先述の通りここがあるのはタシケント郊外で他にお店はなく、せっかく行ったのに満席でとんぼ返りするしかなかった...という悲しい事態を避けるため、行かれる際は予約されることをおすすめします。またこの郊外で酔いつぶれてタクシーに乗り損ねるのも悲惨なので、くれぐれもビールの量はほどほどに...。
それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!
クラフト・ブリューイング・カンパニー Craft Brewing Company
- 住所
- Oltintopgan ko'chasi, Toshkent
- 電話番号
- +998-97-135-0088
- 営業時間
- 12:00~23:30
- アクセス
- 地下鉄7-bekat駅・クイリクバザールから185番バスに乗り、Oltintopgan mahallasiバス停下車。または市内中心部からタクシーで30分ほど(バスでのアクセスが分かりにくいためタクシー推奨)
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10111/20221013_110827_39e785bb_w320.jpg)
筆者
ウズベキスタン特派員
伊藤 卓巳
根っからのスタン系大好き人間です。まだまだ知られていないウズベキスタンの魅力や情報を、サマルカンドより愛をこめてお伝えします!
【記載内容について】
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