![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000180/20221112_195325_057baa4f_w1920.jpg)
飽きない町、モロッコのエッサウィラ。小さな漁港、綺麗なビーチ、散歩しやすい新市街
2015年の夏、北海道の稚内でフェリーに乗り、軽自動車で南アフリカまでドライブした夫婦です。
帰路、アフリカのモロッコでコロナ騒動に巻き込まれました。ワクチン接種のために日本へ一時帰国し、2022年5月モロッコに戻ってきました。
ロシア・ウクライナ問題が落ち着くまで、しばらくモロッコの小さな港町、エッサウィラで過ごします。
前回は、世界遺産のメディナ(旧市街)の土産とおやつを紹介しました。
今回は、漁港、ビーチ、新市街をご案内いたします。
エッサウィラは、散歩が楽しい町です。
目次
![遊歩道はサイコーに気持ちいい散歩道です。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000180/20221112_203808_41829f55_w1920.jpg)
エッサウィラは、1年に5日しか雨が降らないと言われるくらい毎日青空です!
冬でも日差しは暖かく、気持ちよく散歩できます。
西に突き出た小さな半島にメディナ(旧市街)があり、突端に漁港、南側にビーチが続きます。
新市街は東側、「く」の字に伸びる「アル・アクァバ通り(Av. Al Aqaba)」がメインストリートです。
オススメは漁港です〈地図のA地点〉
漁港は、メディナの南西にある「ムーレイ・エル・ハッサン広場(地図の★印)」から、歩いて3分。
小道が一本あるだけの、こじんまりとしたエリアです。道に座ってイワシを売る行商人や屋台の魚屋さんが並び、お昼前後から賑わいます。
![食欲をそそる新鮮なイカ、タコ、エビ、シャコ、タイ、カレイ。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000180/20221112_203922_0fcbc730_w1920.jpg)
カニは両手サイズで30モロッコ・ディラハム(約400円/以下MADと表記。2022年6月のレート。以下同様)から。以前、大きなカニが安かったので買ったところ、身はスカスカで、ほとんど食べるところがありませんでした。量り売りなので、小さいわりに重いカニを選んでください。
アンコウは40センチくらいで、35MAD(約470円)から。モロッコでは、焼いて食べるそうです。
漁港の見ものは、アナゴ。胴回り10センチで身長1メートル。色とりどりの派手な模様と凶暴そうなお顔。ぶつ切りにして油で揚げると、意外に癖のない味です。メディナの魚フライ食堂の定番です。
青空食堂では、炭火で焼かれたイワシ、タコ、イカが香ばしい香りを漂わせています。毎日通いたくなる味です。
![屋台のシーフードカクテルは、30MAD(約400円)から。お好みに合わせて、ウニ、エビ、タコ、アムール貝をミックスできます。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000180/20221112_204113_f052057b_w1920.jpg)
年中楽しめるビーチ〈地図のB地点〉
ビーチは、漁港から歩いて5分。
南へ2キロほど続き、パラソルやビーチチェアが並びます。ビールやワインがお好きなら、ビーチ沿いのカフェやレストランへどうぞ。
![1日中寝そべって、本でも読みたくなるビーチです。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000180/20221112_204202_fcf19844_w1920.jpg)
エッサウィラの名物は、風です。
カイトサーフィンやウィンドサーフィンが盛んです。
![カイトサーフィンのプライベートレッスンは、2時間100ユーロ(約13,800円)から。
道具のレンタルは、1日40ユーロ(約5,500円)から。冬でも楽しめます。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000180/20221112_204434_5b0e46fe_w1920.jpg)
道具のレンタルは、1日40ユーロ(約5,500円)から。冬でも楽しめます。
ラクダと馬に乗ろう!〈地図のC地点〉
漁港からビーチを2キロほど歩くと、ラクダや馬がいます。
ラクダは1時間150MAD(約2000円)。
![アフリカのラクダは、ひとつコブです。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000180/20221112_204546_656d56bd_w1920.jpg)
馬車が走る道「アル・アクァバ通り(Av. Al Aqaba)」
新市街を南北に伸びる道は、馬車道「アル・アクァバ通り(Av. Al Aqaba)」です。
エッサウィラで一番幅が広い道ですが、信号はひとつもありません(そもそも町に信号はありません)。
北の端にあるスーパーマーケット「Aswak(アスワック)」から、南端のスーパーマーケット「Carrefour(カルフール)」まで、およそ4.3km。サッカーをする子どもたちや通学途中の学生、ベンチでおしゃべりするお母さんたち、メディナ(旧市街)とは違う日常を見られます。
![馬車は、一律3MAD(約40円)。停留所はありません。手をあげると停まってくれ、好きなところで降りられます。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000180/20221112_204706_535fb762_w1920.jpg)
乗り合いタクシーは、一律7MAD(約91円)。青い車体が目印です。手を挙げなくても、運転手と目が合うだけで停まってくれます。
これぞモロッコ!サンデーマーケット〈地図のE地点〉
サンデーマーケットはその名のとおり、日曜日に開催します。
11〜14時くらいが、もっとも賑わいます。
馬車道「アル・アクァバ通り(Av. Al Aqaba)」の海側は、中古の日用品が多く、ガラクタ類が(と言っては失礼ですね、スミマセン!)、道路に広がっています。
完全に壊れた電化品や、正体不明の部品類が山積みになっているので、丹念に探せば掘り出し物があるのかもしれません。
![サンデーマーケットから海に伸びる路地は、常設の中古品屋さんが軒を並べます。ガラクタのレベルが高いです。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000180/20221112_204847_f25aa506_w1920.jpg)
![猫は売っていません。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000180/20221112_204935_d0576ca2_w1920.jpg)
馬車道の東側では、モスクの広場がマーケット会場です。
新品の靴、服、キッチン用品から、野菜くだもの、スパイスまで。
![2020、2021年は、コロナのためにサンデーマーケットはほとんど開かれませんでした。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000180/20221112_205031_850cbae5_w1920.jpg)
香ばしい香りが漂ってきたら、青空食堂。炭火焼きのイワシは、10MAD(約130円)です。
![モロッコ人は手で食べます。手が脂だらけになるので、ボクらは持参した箸で食べます。みんなに、変な人!って目で見られるけど、それもまた楽しいものです。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000180/20221112_205117_8e83ea4b_w1920.jpg)
次号は、コロナ禍を生き延びた人気食堂、カフェ、レストランをご紹介いたします。
あのハリウッドの超有名俳優が来たピザ屋は、絶品です!
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10138/20221102_161830_8c08dc50_w320.jpg)
筆者
特派員
旅々、沈々。
2005年4月から、移住先を探して海外を放浪している夫婦です。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。