中国の入国規制の緩和が発表されました

公開日 : 2022年11月14日
最終更新 :
筆者 : もりもりん

ニーハオ! 蘇州特派員もりもりんです。

2022年11月11日、中国国務院から、コロナ対策の一部緩和(最適化)の施策が発表されました。

中国入国後の隔離は5+3の8日間に

これまで中国入国後の隔離期間は、指定施設(ホテルや隔離専門施設)での集中隔離が7日、その後在宅隔離が3日(在宅隔離期間中は外出禁止)の合計10日間でしたが、集中隔離が5日と在宅隔離3日の合計8日間に変更されました。

集中隔離中の1・2・3・5日めと、在宅隔離期間中の1・3日めにPCR検査を行う必要があります。

また、入国都市での隔離期間を終えた後は、目的地での再度隔離は必要なくなりました。

運用開始日は発表されていませんでしたが、翌日から実施されているようです。

現在、隔離費用は自費で、都市や施設によって異なりますが1泊400~600元(約8,000~12,000円)。これまで10日間ホテルで隔離となるとだいたい5,000元(約10万円)ほどかかっていました。これが8日間になって少しでも負担が減ると、渡航のハードルが少し下がったと思います。

中国への渡航搭乗前PCR検査は1回に変更

これまで中国へ渡航する際は搭乗前48時間以内に2回のPCR検査を実施する必要がありましたが、48時間以内に1回のPCR検査の実施に変更になりました。

これも日本で、中国政府指定の施設でPCR検査を受けると1回25,000円ほどかかります。(医療機関によって料金は異なります。)2回が1回になると金銭的な負担も時間的な負担も減ることになると思います。

一方、旅行目的での渡航はまだ認められていません

入国規制が緩和されたと言っても、「ゼロコロナ」の継続を宣言している中国では、中国への旅行目的での入国はまだ認めていません。今、中国に入国できる外国人は、ビジネス目的でビザを取得している人に限られています。

航空便の本数も制限されています

中国では入国する航空便の数を大きく制限しており、中国と日本を結ぶ路線は、各社週1~16便程度。中国全土をあわせても合計で60便程度です。コロナ以前は各社合わせて週に何百便も飛んでいたことを考えると、コロナ以前のような自由な往来ができるようになるのはまだ時間がかかりそうです。

航空便の本数も限られているため、航空運賃もかなり高額です。

早くコロナ以前のような航空便に戻って欲しいと思います。

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