立冬の候、彩り粧う山梨の山々~八ヶ岳、南アルプス連峰、富士山

公開日 : 2022年11月16日
最終更新 :
筆者 : 水月

こんにちは~北杜・山梨特派員の水月です。
俳句では秋の季語に「山粧ふ(やまよそおう)」という言葉があります。山々が、まるで赤や黄色の衣装をまとい美しく粧っているかのようだという意味です。
今年2022年は、11月7日に立冬を迎えましたが山々は、まだ紅葉の季節。
秋色に粧った山々の姿を、お届けしたいと思います。

トップの写真は、山梨県北杜市明野町から望む、八ヶ岳連峰です。
10月に初冠雪し、うっすら白く雪化粧しましたが、その後、雪解けと冠雪をゆっくりと繰り返しています。

真ん中に写っている形のよい三角の山が、八ヶ岳連峰最高峰の赤岳です。

左から、編笠山と権現岳。
権現岳は、八ヶ岳信仰の中心地とされ、山頂のすぐ下には檜峰神社と呼ばれる祠が、岩峰のてっぺんには鉄の鉾が立てられているそうです。

八ヶ岳連峰。かっこいい山ですよね。

八ヶ岳から左、西側にスクロールしていくと、南アルプス連峰が見えてきます。

稲刈りを終えた田んぼと、彩りを迎えた南アルプス連峰。

鋭峰、甲斐駒ヶ岳が堂々とした姿を見せています。

お釈迦様が横たわったようにも見える、鳳凰三山。左から、薬師岳、観音岳、地蔵岳の3つの山が連なっています。

(写真提供:YasuoMaeda)
(写真提供:YasuoMaeda)

明野町からは、雄大な富士山の姿も見ることができます。手前に広がるワイン用の葡萄畑は、立冬の頃が収穫時期だそうです。

山々が美しく見える季節は、これからです。気温が下がるとともに空気が澄み、くっきりと浮き出るように見えてきます。秋の衣装で粧った山々は、次第に雪化粧を始め、俳句では「山眠る」といわれる深く凍った冬へと向かっていきます。

紅葉の季節の山々、楽しんでいただけたでしょうか。

春の山々の様子は、こちら
【5月山笑う頃、夏を待つ山梨の山々~八ヶ岳、南アルプス連峰、富士山】

厳冬期の山々の様子は、こちら
【大寒の頃、美しく雪化粧した山々~八ヶ岳、南アルプス連峰、富士山】

どうぞ、あわせてお楽しみください。

筆者

山梨特派員

水月

2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。

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