桜まつりはこれから~昇仙峡を参道とする御嶽山「金櫻神社」御神木は金の成る木の金桜〈うこん桜〉
こんにちは~北杜・山梨特派員の水月です。桜の季節は足早に去って行きました。
と思いきや。まだこれから咲き始める桜もあるんですよ。
昇仙峡を参道とする御嶽山「金櫻(かなざくら)神社」へ行ってきました。
わ~咲いてる。綺麗! 2022年4月12日には、ソメイヨシノやしだれ桜などおよそ500本あるという数種類の桜が満開を迎えていました。
266段の階段を上り、標高854mの境内へと向かいます。この参道は、樹齢1000年を超えるともいわれる杉の巨木が立ち並ぶパワースポットなんですよ。
石段の途中では、昇竜と降龍のオブジェが、桜に飾られていました。本殿には、焼失した鎌倉時代の名工、左甚五郎の作を再現した「昇竜」「降龍」が祀られています。
立派な拝殿ですね。日本三大御嶽、三大霊場である「金櫻神社」は、金峰山を御神体とした神社だそうです。
約2000年前、日本じゅうに疫病が蔓延したとき、天皇は神を祀って悪疫退散と万民息災の祈願して諸国を回ったといいます。ここ甲斐の国では金峰山山頂に御祭神である少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀ったのが「金櫻神社」の起源となったのだとか。
社務所で、御朱印(300円)をいただきました。社務所の右には、「家康腰掛けの石」や招福大黒天を拝むことができます。武田家代々の祈願所だったという「金櫻神社」は、武田家が滅びた後も徳川家康によって厚い加護を受けていたそうです。
「水晶原石(六角の結晶)」の御朱印です。
ここは、金運を授かる御利益がある水晶発祥の神社としても知られています。
(写真提供:YasuoMaeda)
社務所の向かい側からは、富士山を望めます。思わず手を合わせたくなるような荘厳な富士ですね。
さて。上の写真は御神木の「鬱金(うこん)桜」。まだまだ堅い蕾でした。
ということで、桜まつりのお知らせです。
「金櫻神社 桜まつり」
2022年は4月23日~5月8日に開催されます。
「うこん桜」が満開を迎えるのはゴールデンウィークの頃なんですね。桜のなかでも希少な黄色く大輪の花を咲かせるこの桜は「金の成る木の金桜」と言われ、金運アップの御利益があるといいます。咲き始めてだんだん白くなり、散る間際には赤みを帯びるそうです。
祭りでは、御神楽奉納が行われ、琴や太鼓の演奏、鳴子踊りのほか、桜茶や甘酒のサービスもあります。楽しそうですね。
石段を登るのが難しい方もだいじょうです。境内の前にも駐車場があり、車で乗り付けることができます。
この春、桜を見逃しちゃったという方も、もっと桜を満喫したいという方も、感染対策をしっかりとして、御利益いっぱいの「うこん桜」を拝みに「金櫻神社 桜まつり」に出かけてみませんか。
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■金櫻神社
・住所: 〒400-1218 山梨県甲府市御岳町2347
・電話: 055-287-2011
・URL: 金櫻神社
筆者
山梨特派員
水月
2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。
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