【聖地巡礼】ARMY必見!BTSゆかりのスポットとおすすめの巡礼モデルコース in ソウル

公開日 : 2022年12月07日
最終更新 :

2013年にデビューし、2022年6月13日に9周年を迎えたBTS(防弾少年団)。翌日の6月14日にグループ活動を一時中断しソロ活動を本格化することを発表して、大きな話題となりました。BTSソロ活動のトップバッターとしてJ-HOPEがアルバムを発表したり、グループメンバーが友情タトゥーを入れたことをそれぞれのインスタグラムで公開したりするなど、常に話題のBTS。そんな彼らのゆかりのスポットとおすすめの巡礼モデルコースを、現地在住特派員がご紹介します。所要時間は、交通状況にもよりますが、タクシーを利用して約7時間のコースです。

所属事務所「HYBE」社屋&旧社屋巡り

まずは、BTSの現在の所属事務所の社屋を訪れ、地下にあるミュージアム、HYBE INSIGHTでBTSの魅力を思いっきり楽しんでみてはいかがでしょう。BTSの所属事務所「HYBE」は、 2021年に社名をBig HitエンターテインメントからHYBEに変更し、社屋を江南(カンナム)から龍山(ヨンサン)へと移しました。

所属事務所「HYBE」の社屋
所属事務所「HYBE」の社屋

HYBE社屋の地下には、ファンが楽しめるようにHYBE INSIGHTというミュージアムが設けられています。

2021年5月にオープンしたばかりのHYBE INSIGHTですが、2022年5月まではコロナ禍のため海外からの観光客はなかなか足を運ぶことができていませんでした。6月から観光客の入国ができるようになったため、さっそく海外のARMYたち(BTSファンの呼称)も訪れ始めています。

HYBE INSIGHTへと向かう通路
HYBE INSIGHTへと向かう通路

HYBE INSIGHTは地下1階と2階からなっており、展示会場にはHYBE所属アーティストの映像や写真、彼らが使用した衣装など、ここでしか見られない展示がたくさんあります。HYBE所属アーティストに関するミュージアムではあるものの、BTSに関連する展示が多めになっているようです。

入場後は2時間制となっていて、全部をまわって見ようとするだけでも1時間半~2時間はあっという間に過ぎてしまいます。ARMYの方は先にBTSの展示物から観覧することをおすすめします。
施設内には、BTSをはじめとしたHYBE所属アーティストのグッズを取り扱うミュージアムショップも併設されているので、観覧後はぜひ立ち寄ってみましょう。

入場予約は以下のHYBE INSIGHTの公式サイトから行えます。サイト上で日本語が選べるので安心です。
また予約には、韓国の公式ファンコミュニティ「Weverse(ウィバース)」への会員登録が必要なので、事前にチェックしておくとよいでしょう。

HYBE INSIGHT公式サイト:https://hybeinsight.com/?locale=ja

入場券は2万2000ウォン(約2200円)、入場券+選べるアーティストの写真つきフォトチケットは2万5000ウォン(約2500円)です。予約は15日前から可能で、希望日時が選択できます。定員があるので、早めに予約することをおすすめします。

HYBE & HYBE INSIGHT

住所
ソウル市龍山区漢江大路42
アクセス
地下鉄4号線「新龍山」駅 2番出口から徒歩約9分
HYBE INSIGHT観覧時間
11:00~21:00
(1タイムの観覧時間は2時間で、観覧開始時間は選択可能)
入場料
入場券は2万2000ウォン(約2300円)、
入場券+選べるアーティストの写真つきフォトチケットは2万5000ウォン(約2500円)
休み
月曜日

現在の所属事務所社屋でHYBE INSIGHTを楽しんだあとは、以前の社屋もチェックしてみませんか。

BTSの所属事務所HYBEの前身であるBig Hitエンターテインメントは、2005年の事務所創立以来、数回移転を行っていますが、BTSのメンバーが入所し始めた2011年頃から2017年まで江南(カンナム)で事務所を運営していました。

以前に事務所として使われていたビル
以前に事務所として使われていたビル

2017年の移転後から2018年11月までは傘下の芸能事務所、ソースミュージックの事務所として使用されていたようです。

このビルの外壁には、世界中から訪れたARMYたちによって書かれたBTSへのメッセージが今もそのまま残されています。

ファンたちのメッセージが今でも残る
ファンたちのメッセージが今でも残る

2022年7月に書かれたメッセージも発見!
メッセージを書くのはよくありませんが、世界中のARMYの熱烈な思い(fan心)が伝わってきます。

Big Hitエンターテインメント旧事務所

住所
ソウル市江南区島山大路16キル13-20
アクセス
地下鉄3号線「新沙」駅 1番出口から徒歩10分

BTSの元宿舎をリノベーションしたカフェ「HYUGA(ヒュガ)」

事務所巡りをしたあとは、以前BTSのメンバーたちが共同生活をしていた場所を訪れてみましょう。
BTSが最後に共同生活をしていた漢南(ハンナム)THE HILLの前の宿舎は、現在「HYUGA」というオシャレなカフェとして運営されているので、中に入ることができます。

こちらの元宿舎のさらにひとつ前にメンバーが住んでいた宿舎は狭かったそうで、こちらの広い一戸建てに引越しした当初、そのうれしさからメンバーのSUGAとJ-HOPEは宿舎の別の部屋からメンバー同士のカカオグループトークを通じて「今、どこにいるの?」「今、宿舎~」とつぶやきながら遊んでいたというエピソードがあります。

カフェの入口
カフェの入口

店内に入ると、洗練されたオシャレな空間が広がります。窓の外を見ると、笹が植えられ石灯籠がたたずむこぢんまりとした庭園が見え、すてきです。

こちらはベーカリーカフェで、クロワッサンサンドイッチや6種類のカヌレ、一番人気の防弾ブラックソルトパン(塩パン)などが楽しめます。とてもオシャレなカフェで、ARMYではない一般のお客さんも多く利用しているようです。

以前リビングルームだった場所の壁は昔のまま残してあり、BTSメンバーがここで撮った写真とともに、ARMYが残したメッセージが貼られています。

ファンによるメッセージがたくさん
ファンによるメッセージがたくさん
BTSのメンバーが実際に部屋を使っていたことがわかる写真
BTSのメンバーが実際に部屋を使っていたことがわかる写真

写真に写っている壁を見ると、カフェの内壁と同じなので、実際にメンバーがここにいたとすぐにわかります。ARMYのために、ふせんとペンが置かれているのもうれしいポイントです。

最上階にあるスペース
最上階にあるスペース

最上階には、JIMINの似顔絵も置かれています。ARMYにはやはりリビングルームだった壁前のテーブルやJIMINの似顔絵が置かれた棚の横のテーブルがおすすめですが、ほかのどの席でもきっと満足できるオシャレな雰囲気のカフェです。

HYUGA(ヒュガ)

住所
ソウル市江南区論峴路119キル16
アクセス
地下鉄7号線「鶴洞」駅 4番出口から徒歩8分
営業時間
10:30~20:00
休み
無休

JINのお兄さんが営むセイロ蒸し店「押忍!!セイロ蒸し」

カフェで軽食をとったあと、しっかりとした食事をするならJINのお兄さんが経営している「押忍!!セイロ蒸し」は外せません。韓国在住のARMYなら、一度は訪れたことがある人もきっと多いはずです。BTSファンにとっては有名な店ですが、ファンだけで賑わっているのかと思いきやそうではありません。この店があるエリア、松理団(ソンリダン)キル(キルとは、通りという意味です)のおいしい店として知られているようで、BTS関連の店だと知らずに訪れる人も多いようです。

店内にBTSを感じさせるものはありませんが、おいしいセイロ蒸しを十分に堪能することができます。人気メニューは、セイロ蒸しAと焼きサツマイモまたは明太マヨおにぎりのセット(4万9000ウォン、約4900円)です。セイロ蒸しA(4万2000ウォン、約4200円)は2人用、セイロ蒸しB(5万6000ウォン、約5600円)は3~4人用となっています。

押忍!!セイロ蒸し

住所
ソウル市松坡区百済古墳路45キル30
アクセス
地下鉄9号線「松坡ナル」駅 1番出口から徒歩5分
営業時間
11:30~15:00、17:30~22:00
休み
無休

まとめ

BTSの所属事務所社屋をはじめ、BTSメンバーが共同生活をしていた元宿舎をリノベーションしたカフェやJINのお兄さんが営むセイロ蒸し店を紹介しました。ほかにも町でたくさん見かけるBTSの広告、メンバーの誕生日に合わせて貼り出される誕生日広告を探して一緒に写真を撮ったり、カフェで配布されるカップホルダーイベント(※)に参加したりすると、この聖地巡礼ツアーがより楽しくなること間違いありません。時期によっては1日ではまわりきれないこともあると思うので、ご自身のプランにうまく組み込んで、ソウルでのBTSツアーを心ゆくまで満喫してみてください。

※カップホルダーイベントとは、推しのアイドルの誕生日、記念日に熱烈なファンや店主がオリジナルでデザインしたカップホルダーを作り、カフェでドリンクを注文した人にそのカップホルダーをつけてくれるイベント。時にはアイドル本人も来店し、ドリンクホルダーつきドリンクを持った写真をインスタなどにアップしてくれることもあります。

監修:地球の歩き方

※こちらの記事は、1ウォン:約0.1円を参考に計算しています。

筆者

韓国特派員

なかしまかずえ

1997年から韓国に在住。皆さんと共有したいソウルでの楽しい情報を、まったりとお届けします。

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