マスク着用規制が再開しそうなベイエリア。12月中旬のサンフランシスコの様子

公開日 : 2022年12月17日
最終更新 :
筆者 : Katie M

ホリデーシーズンも大詰めをむかえた12月15日、サンフランシスコ近郊のアラメダ郡では一定の場所においてのマスク着用規制が再度始まる可能性が出てきました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします

マスク規制が始まりそうなアラメダ郡

先週もお伝えしたように3種類のウィルスが流行し始めたカリフォルニア州、病院などでは患者数が増加するなどの変化が始まっています。このような事態を受けて、サンフランシスコから東側にあり、増加傾向が著しいアラメダ郡では、カリフォルニア州の州法に基づき、医療以外のリスクの高い環境でもマスクの必要性を再確認する必要があると、郡の保健担当者が示唆しています。
マスク着用の対象となるのが
・ホームレスシェルター
・緊急避難所
・冷暖房センター(職員および居住者)
・アラメダ州の矯正・拘置施設
の4ヶ所。州のマスキングガイダンスに沿った形で対応する場合、こちらの場所ではマスク着用が必須ですが、現在この施行は行われています。同じ理由でオークランド郡でも、このまま感染数が増加するとマスク着用規制が施行されることとなります。

寒さが続くサンフランシスコ

サンフランシスコはここ1週間程度雨と曇りの日が続き、不安定な天候が続いています。湾内は年中を通して穏やかな気候なのですが、今週は最低気温が5〜6度まで下がり、滅多にない冬の気温を市民は体感しています。最高気温も13度程度と肌寒く寒い天候はしばらく続きそうです。

今週のカリフォルニア州の感染状況

今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイト によると、州全体の過去7日の1日あたりの平均新規感染者数は3,039人。先々週の1,414人と比べるとここ2週間は増加傾向です。

10月12日から12月6日までの10万人における感染者数は17.6人。陽性率11.1%。こちらの数もスパイクはしていないものの、先週と同じような感じです。

COVID-19ワクチン接種状況

サンフランシスコ市の公式ウェブサイト によると、今週の5歳以上を対象としたCOVID-19接種率は1回目は>90%、2回目の接種率は89%。カリフォルニア州全体のワクチン接種率は72.4%と、両数値ともここ数週間全く変化がありません。

州の公式サイト によると今週の段階で、サンフランシスコ郡のオミクロン変異株対応のブースター接種率は32.9%。カリフォルニア州全体の摂取率は18.4%と、追加接種に関してはカリフォルニア州の割合が増加しています。

最後に

このコラムを書いている2022年12月15日現在、LA times の統計 によると、サンフランシスコの感染者数は19万9,793人。感染による死者数は1,087人。いよいよ20万を超えそうです。先週の19万6,674人に比べると今週は3,119人の増加で、1日の平均感染数は445人。先週と比べてかなりの数となっています。

過去1週間の陽性率平均は11.6%・10万人における感染者数は27.7人。こちらも増加傾向です。このまま去年のようにホリデーが終わるまで増加が続くのか、おそらくそうなる可能性が高まってきました。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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